かずら橋をHIPHOPで表現する新たな挑戦
5月30日、徳島県三好市を舞台とした新たなHIPHOP楽曲『Kazura Bridge』が公開されました。この曲を制作したのは、地域創生を目指すHIPHOPグループ『Miyoshi DOGGs』です。今回は日本三大秘境の一つでもある祖谷地方の観光名所、かずら橋をテーマにしています。地元の特色と魅力を感じさせる大胆なリリックとビートが特徴的です。
スリル満点のかずら橋
かずら橋はシラクチカズラという植物で作られた吊り橋で、長さ約45m、高さ約14mの高さから眺める美しい風景が観光客を引きつけています。由来には平家の落人が逃げるために作り、四国巡行の弘法大師が村人ために設計したと言われています。このような伝説や歴史が詰まったかずら橋は、観光だけでなく地域の誇りでもあります。
『Miyoshi DOGGs』の取り組み
『Miyoshi DOGGs』は地域に密着した活動を展開し、地元の方々との協力によってMVを制作。クリエイティブディレクターとして参加するのはプロラッパーのTARO SOUL氏で、今回も彼が作り出した楽曲が地域愛にあふれるリリックで構成されています。MVには地元の飲食店関係者やツーリンググループの『SAMURAI TOURING』のメンバーが出演し、三好市の美しい景観を余すことなく映し出しました。
コンテンツの中身
楽曲の中では、日常のひとコマを捉えたフレーズが特徴的です。「また職員漁ってる川底 観光客落としちゃったかな?スマホを」といった身近なエピソードから、「重要有形民俗文化財 君も一度渡るっきゃない」といった力強いメッセージまで盛り込まれています。さらに、英語のフレーズも取り入れられており、「か かずら橋 You wanna go across?」というセリフが多くの人々の印象に残る内容となっています。
地域との協働による新しい形
地域の住民が自発的な発信者となることで、三好市の魅力をリアルに表現する本プロジェクトは、単に音楽を制作するだけでなく、地方創生の新たなモデルケースとしての展望を持っています。
今後の展開
『Kazura Bridge』は、YouTubeやInstagram、TikTokにて公開されており、今後も全6作のリリースが予定されています。『Miyoshi DOGGs』は地域と世界をつなぐ架け橋として、このプロジェクトを通じて新たな地方創生への道を切り開いています。
過去には、第1弾『Miyoshi Love』や第2弾『Miyoshi After All』を発表しており、これらも地域の魅力を存分に引き出した内容となっています。
こうした地域密着型のHIPHOPが、観光促進の切り札になるかもしれません。三好市の魅力をもっと知りたい方は、ぜひ『Kazura Bridge』を視聴してみてください。