2024年おにぎり事情
2025-02-18 19:06:23

2024年のコンビニおにぎり人気ランキングが示すトレンドとは?

2024年のコンビニおにぎり人気ランキングが示すトレンドとは?



一般社団法人おにぎり協会が実施した「コンビニおにぎり人気調査2024」の結果が発表され、今年のトレンドが浮かび上がってきました。調査の目的は、コンビニにおけるおにぎりの人気商品の動向を把握することです。全国の主要コンビニエンスストアを対象に実施されたこの調査からは、おにぎりの「両極化」が進行していることが明らかになりました。

調査概要



本調査は2024年1月から12月までの1年間にわたり、日本全国のセブン‐イレブン、ファミリーマート、ミニストップ、ローソンを対象に行われました。調査結果は、コンビニおにぎり市場における消費者の嗜好が「コストパフォーマンス」と「ボリューム」にシフトしていることを示しています。

両極化がもたらす新たなおにぎりの楽しみ方



2024年、コンビニおにぎりは「安価で満足感のある商品」と「ボリューム感のあるリッチなおにぎり」の二極化が進行しました。原材料の高騰といった経済的な影響がある中、各社はその価格を抑えるために様々な戦略を打ち出しました。例えば、セブン‐イレブンは「うれしい値!」を導入し、価格を改定しました。一方、ローソンは「盛りすぎチャレンジ」を展開、通常の47%増しのボリュームのおにぎりを提供しています。

ファミリーマートでは、低価格帯の商品に加え、高価格帯のボリューム系商品も目立ち、リッチなおにぎりの需要が高まっています。このような動向から、消費者はおにぎりの選択肢の多様性を享受することができるようになりました。

2024年のコンビニおにぎり人気ランキング



調査結果の中でも特に興味深いのが、コンビニ各社での人気商品ランキングです。全体的に、定番の「ツナマヨネーズ」と「鮭」が上位を占めており、これらは幅広い世代に人気です。年齢別に見ると、40代・50代の男性が主要な購買層となっており、この層が特に「ツナマヨネーズ」や「しゃけ」などの定番のおにぎりを求めていることがわかりました。

以下は、2024年の各コンビニでの人気商品ランキングです:

セブン-イレブン


1. 手巻おにぎり ツナマヨネーズ(128円)
2. 手巻おにぎり しゃけ(128円)
3. 手巻おにぎり 北海道産昆布(128円)
4. 熟成旨味仕立て 紀州南高梅(128円)
5. 赤飯おこわおむすび(140円)

ローソン


1. 手巻おにぎり シーチキン®マヨネーズ(157円)
2. 和風シーチキン®マヨネーズ(157円)
3. 手巻おにぎり 北海道産日高昆布(140円)
4. 金しゃりおにぎり 焼さけハラミ(279円)
5. 手巻おにぎり 熟成紅鮭(192円)

ファミリーマート


1. 手巻シーチキンマヨネーズ(155円)
2. 直巻焼しゃけ(150円)
3. 直巻和風ツナマヨネーズ(138円)
4. 手巻紅しゃけ(180円)
5. ごちむすび 鮭はらみ(249円)

ミニストップ


1. 手巻ツナマヨネーズ(118.80円)
2. 手巻紅鮭(151.20円)
3. 手巻真昆布(135.00円)
4. 手巻梅(135.00円)
5. 手巻炙りたらこ(151.20円)

おにぎりの新たなトレンド



この調査からわかったのは、インバウンドの需要も含めた人流が回復し、おにぎり全般の売り上げが好調であることです。訪日観光客にとって、コンビニのおにぎりは割安感があり、手軽に楽しめる食品として人気です。また、最新のトレンドとしてはボリュームを重視した新作おにぎりも続々登場しており、具材の充実が目立ちます。

今後もおにぎり協会はさまざまなおにぎりの情報を発信し、近年のトレンドを追い続けていく予定です。2025年2月には、「おにぎりサミット2025」が開催され、そこでのさらなる公式発表が期待されます。

結論



2024年のコンビニおにぎり市場は、経済的な状況を反映し、低価格で満足感のある商品とボリューム感ある商品との「両極化」が顕著になりました。このトレンドは、消費者に多様な選択肢を提供し、新たなおにぎり文化の発展を促しています。今後もおにぎりの進化に注目です。


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