和歌山市初のグリーンスローモビリティ実証運行
和歌山市では、令和7年度の施策として、初となるグリーンスローモビリティの実証運行が実施されます。この運行は、二次交通の充実と地域の活性化を目指した試みで、環境に優しく低速で走行する車両を活用することが主な目的です。これにより、まちなかの移動ニーズの把握や新しい交通ルートの可能性を探ることが期待されています。
実証運行の目的と背景
近日中に実施されるこの実証運行は、特に「南海和歌山市駅」や「ぶらくり丁」周辺を含むエリアで、既存のバス路線ではアクセスが難しい「城北エリア」を巡ることが特徴です。この試みは、先行した自動運転の実証運行に対する市民の声を受けて実現しました。街の魅力を改めて再確認するとともに、住民や観光客にとって快適な交通手段を提供することを目指しています。
運行の詳細
実施主体・運行事業者
- - 実施主体: 和歌山市
- - 運行事業者: 和歌山バス株式会社
- - 使用車両: eCOM-82(定員10名、試乗時は最大9名、最高速度19km/h)
運行期間
- - 期間: 令和7年11月19日(水曜日)から12月7日(日曜日)までの19日間
- - 試運行日: 11月18日(火曜日)
運行区間
1.
JR和歌山駅前行き: 南海和歌山市駅 → 和歌山城前 → JR和歌山駅前(約2.7km)
2.
南海和歌山市駅行き: JR和歌山駅 → ぶらくり丁周辺 → 南海和歌山市駅(約4.0km)
乗車について
- - 料金: 無料
- - 乗車方法: 予約は不要で、停留所でお待ちいただけます。
乗車後はアンケートへのご協力をお願いしています。
この新たな試みでは、時には交通渋滞が発生することや、天候不良によって運行が中止される場合もあることをご了承いただきたいと思います。また、満席の場合にはご乗車いただけない可能性があります。これらの点をご理解いただき、協力をお願いいたします。
アンケートへの協力
アンケートは、運行開始日の11月19日から公開される予定です。実証運行に参加した方も、参加しなかった方も、ぜひご協力ください。このデータは、今後の交通政策に活かされる重要な情報となります。
おわりに
グリーンスローモビリティの実証運行は、地域の移動手段を再考し、環境に配慮した持続可能な社会を目指す一歩となることでしょう。皆様のご理解とご協力を感謝し、ぜひこの機会に街を楽しんでみてはいかがでしょうか。心地よい移動体験を通じて、和歌山市の新たな一面を発見してください!