今年も横浜の恒例イベント「横濱 JAZZ PROMENADE」が、10月11日(土)と12日(日)に開催される。会場は横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホールと関内ホールの2か所で、合計で8つのホールライブが予定されている。すでにチケットは販売中で、多くのジャズファンの期待が寄せられている。特に注目なのは、10月11日の「横浜ジャズ100年特別企画」に出演するフランクフルトからのアンケ・ヘルフリッヒ トリオだ。
この特別企画では、1925年に横浜で初めてジャズが演奏されてから100年を迎えることを記念し、国際交流の一環としてフランクフルト市からの演奏者を招待。ジャズ・イニシアティブ・フランクフルト(JIF)の協力を得て、アンケ・ヘルフリッヒ(ピアノ)、ディートマー・フール(ベース)、イェンス・デュッペ(ドラムス)のトリオが来日することとなった。
アンケ・ヘルフリッヒは、2023年にリリースしたアルバム「We‘ll Rise」でドイツレコード批評家賞にノミネートされるなど、同国のジャズシーンで名を馳せているピアニスト。その演奏は多くのファンを魅了しており、ベーシストのディートマー・フールとドラマーのイェンス・デュッペも同じく、デンマーク出身の素晴らしい演奏家たちだ。トリオはオリジナル曲を中心に、横浜の現地ファンに向けてパフォーマンスを披露する。
アンケ・ヘルフリッヒは日本滞在を心待ちにしているようで、メッセージをビデオで送ってくれた。「この秋、日本に初めて訪れることができ、非常に楽しみにしています。ブーストを感じることだろう」と語る彼は、トリオでの演奏だけでなく、10月5日にはボッシュホールでの演奏も予定している。横濱ジャズプロムナードでは、最新のCDからオリジナル曲を演奏する予定だ。彼は会場でのファンとの触れ合いを心待ちにしている。
「フランクフルト・スペシャルステージ」概要
今回の「フランクフルト・スペシャルステージ」は、横浜赤レンガ倉庫での特別な公演で、10月11日(土)13:00から開催される。開場は12:30。チケットは全席自由で、前売りは4,000円、当日券は5,000円となっている。チケットはカンフェティで販売されており、10月10日の23:00まで購入可能。オンラインでの予約や電話予約も行われているので、興味のある方はお早めにチェックしてほしい。
さらに、横濱 JAZZ PROMENADE 2025には他にも魅力的な企画が盛りだくさん。フランクフルトや台湾からのバンドを招致したホールライブや、「昭和100年のジャズ」という企画では、ジャズの歴史を振り返る全6公演が予定されている。また市内14カ所では約160組のバンドによる街角ライブも実施。昼夜問わず、横浜の街がジャズ一色に染まる予定だ。特に毎年恒例のパレードも大人気で、参加することでしか得られない特別な体験を味わえる。
開催概要
開催日は10月11日と12日で、時間は11:30から19:30までとなっている(会場によって異なる)。主要な会場は関内ホールと横浜赤レンガ倉庫で、さらには市内の16のジャズクラブでもライブが行われる。友人や家族と共に、横浜の秋にジャズの魅力を存分に楽しんでほしい。