Monochrome Circusの新作『レミング/Song of Chaos』
ダンス界の革新者、坂本公成と森裕子が主宰するMonochrome Circusが、新進気鋭の若手ダンサーたちと共演するプロジェクト『レミング/Song of Chaos』を2026年2月に京都で上演することが決定しました。これまでのコンタクトインプロヴィゼーションの成果を基に、即興舞踏の新たな可能性を模索する作品です。
公演情報
この作品は、2026年2月21日(土)から22日(日)まで、京都府立文化芸術会館で行われます。この会場は、文化と芸術が交差する恵まれた環境にあり、観客も多く訪れることで知られています。チケットはすでにカンフェティにて発売中。一般3,500円、学生3,000円、小学生以下1,000円(カンフェティ限定の割引あり)という価格設定も魅力的です。
作品の概要
『レミング』は、繁殖すると大群で移動し、最終的に集団自殺をするという伝説のある齧歯類、レミングの象徴的な行動を舞踏で表現した作品です。2007年の初演以来、広島や博多など、複数の都市で再演されてきたこの作品は、各地でのキャスティングを経てその独自性をいっそう深めています。
もう一つの新作『Song of Chaos』は、ポスト・モダンダンスの手法を用いて、現代社会の混沌を描く試みです。音楽は著名な作曲家、山中透氏が担当し、その音楽と舞踏が融合することで、より深い表現が生まれることでしょう。
Monochrome Circusとは
Monochrome Circusは1990年に結成され、「身体をめぐる/身体との対話」をテーマに活動してきました。国内外の様々なフェスティバルでの公演を通じて、コンタクト・インプロヴィゼーションを普及し、その魅力を発信しています。特に「収穫祭」プロジェクトや『HAIGAFURU-Ash is falling』などの作品で、その独自の視点と表現力が評価されています。
出演者とスタッフ
公演には、新井美緒や宇津木千穂、後藤禎稀をはじめとするイントロダクションに立つ新進のダンサーたちが参加します。また、坂本公成が総合演出を担当し、森裕子が演出助手としてその舞台創りを支えます。舞台の製作スタッフも充実しており、照明や音響など、舞台全体を高める工夫が盛り込まれています。
観客は、全席自由で観賞できるため、近くで迫力あるパフォーマンスを楽しむことができます。
まとめ
Monochrome Circusの『レミング/Song of Chaos』は、革新的で哲学的な舞踏体験を提供することを目指しています。興味を持たれた方は、ぜひカンフェティを通じてチケットを手に入れ、その目でその舞台を観ることをお勧めします。身体に潜む野生がどのように表現されるのか、その瞬間に出会うことができるでしょう。