劇場セミナーVol.02
2026-06-09 12:26:31

劇場セミナー『幕が上がる、その前に』Vol.02の詳細レポートとVol.03への期待

劇場セミナー『幕が上がる、その前に』Vol.02 開催レポート



2026年4月10日(金)に、東京都港区のP.O.南青山ホールにて、株式会社シアターワークショップが主催する劇場セミナーシリーズ『幕が上がる、その前に』のVol.02が開催されました。このセミナーは、「劇場とは何か」という疑問に対し、多様な視点からその本質に迫る試みとして行われました。今回は「劇場が作品を育て、作品が劇場を育てる」とのテーマのもと、演出家・脚本家の小池修一郎氏がゲストとして登場。ホスト役には、中井美穂氏と戸部和久氏が務め、観客とともに刺激的なトークを展開しました。

セミナーの様子と議論の展開



最初に小池氏が自身の宝塚でのキャリアを「研50」と紹介し、会場は和やかな雰囲気に包まれました。その後、セミナーは戯曲や演出にまつわる深い議論へと進んでいきます。冒頭では、歌舞伎の廻り舞台や迫りなど、さまざまな劇場の構造が舞台作品にどのように影響するかが語られました。特に、旧金毘羅大芝居(金丸座)の人力の盆や、時代を超えて受け継がれている舞台を魅せる工夫についての話は参加者の興味を引きました。時には、現在の舞台装置が持ち込み型にシフトしている現状も議題に上り、観客は新たな視点を得たことでしょう。

また、興味深い発言として、「転換が間に合わないからと何か足すと作品は痩せる」といった指摘がありました。これは、宝塚の上演時間が厳密に制約されている中での演出の工夫を物語っています。例えば、『エリザベート』の寝室のシーンにおいては、盆回しとスモークのタイミングが作り出す錯覚が如何に巧妙であるかを説明し、来場者には作品創りの背後にある努力や計算が明らかになりました。

小池氏の作品と今後の展望



会話が進む中、小池氏の作品を歌舞伎で上演したらどうなるか、という提案に対して小池氏も興味を示し、「和ものにしてやれたなら」と愉快なリアクションを見せました。このように、劇場での表現が場所や文化によって如何に変わりうるのかというテーマも重要なポイントとなりました。

参加者は各々の視点から様々な解釈を持ち寄り、充実した90分のセミナーは盛況のうちに終了しました。

次回セミナーのお知らせ



なお、次回の『幕が上がる、その前に』Vol.03の開催が決定しました。2026年7月30日(木)の予定で、詳細は公式HPにて発表されるとのことです。引き続き、舞台芸術に関連する深い知識を得られる機会となるでしょう。

まとめ



シアターワークショップが提供するこのシリーズは、劇場を通じて舞台芸術への理解を深める貴重な場であり、多くの方々にとって魅力的な参加の機会です。今後のセミナーにもぜひ注目してみてください。

詳しいレポートはシアターワークショップの公式HPにてご覧いただけます。


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