beyerdynamicが新しいインイヤーモニターシリーズを発表！音質の新基準確立へ

beyerdynamicがインイヤーモニターシリーズを発表

2025年1月22日、業界の注目を集める音響機器メーカーのbeyerdynamicが、アメリカ・カリフォルニア州アナハイムで開催されるNAMM Show 2025において、新しいインイヤーモニターシリーズをお披露目することが発表されました。この新シリーズは、ミキシングやクリティカルリスニング、ドラム＆ベース、ギター＆ボイス、クラシック楽器やキーボードなど、幅広い用途に対応しており、音質と快適性の新しい基準を設定しています。

先進技術とドイツの職人技

beyerdynamicの新しいインイヤーモニターは、先進的な技術が駆使されており、特にTESLA.11ダイナミックドライバーシステムを搭載している点が特徴です。このシステムは、驚異的な音質を実現し、わずか0.02%の歪率で明瞭な音を提供します。さらに、最大音圧レベルは137 dBに達し、市場で最も高出力なシステムとして位置づけられています。すべてのモデルはハイルブロンにある本社工場で手作業により生産され、ドイツの職人技がしっかりと受け継がれています。

コンパクトな設計と高い遮音性

これらのインイヤーモニターは、コンパクトさと人間工学に基づいたフィット感を誇ります。MRIを用いて採取された数百の耳型データをもとに設計されているため、完璧な装着感を実現。また、最大-39 dBの高い遮音性により、ステージやスタジオでの厳しい環境にも十分対応可能です。

新モデルのラインナップ

新たに発表された4つのモデルは、いずれもプロのミュージシャンやサウンドエンジニアをターゲットにしています。各モデルは独自の用途に特化した音響特性が備わっており、ユーザーは自分に最適なモデルを見つけることができます。

- DT 70 IE: ミキシングや精密なリスニングに特化したモデルで、バランスの取れたチューニングにより音楽鑑賞にも適しています。
- DT 71 IE: ドラムとベースプレイヤー向けの設計で、力強い低音と緻密な高音域が特徴です。
- DT 72 IE: ギタリストやボーカリスト向けにチューニングされたモデルで、中音域の存在感が強調されています。
- DT 73 IE: ピアニストやオーケストラ向けに設計されており、低音や中音域が自然に再現され、高音域にはわずかなブーストが加えられています。

耐久性と安全性

これらの新しいインイヤーモニターは、耐久性に優れた設計が施されています。ケブラー補強されたケーブルは、金メッキされたMMCXコネクターシステムを使用しており、安定した接続を実現しています。また、DT 70 IE、DT 72 IE、DT 73 IEの各モデルはIP68認証を取得しており、防塵かつ水深1.5メートルでの使用に耐えられる耐水性を備えています。DT 71 IEはIP65保護等級に準拠しています。

マーティン・ミラーとのコラボレーション

今回の製品発表では、国際的に評価されているマーティン・ミラー・セッション・バンドとのコラボレーションも目を引きます。マーティン・ミラー氏は「beyerdynamicのヘッドホンは、私の音楽キャリアで常に必要不可欠でした。この新しいインイヤーシリーズによって、ステージ上でも同じ音質を楽しめるようになりました」と語っています。