もしもFES2025で伍代夏子が語るペット同室避難の重要性
代々木公園のイベント広場で開催された「もしもFES2025」において、歌手の伍代夏子氏がステージ「ペットとの避難を考える」に登場しました。このイベントは、災害時におけるペット同室避難の重要性を広めることを目的としており、彼女はそのアンバサダーとして、心に残るメッセージを届けました。
伍代夏子氏のメッセージ
伍代氏は、災害が起きた際に必要な避難の準備について、自らの体験を交えながら語りました。彼女は、避難所にペットを連れて行けないケースの悲惨さに触れ、「同室避難が当たり前の世界を実現したい」と強調しました。特に被災地での活動中に、避難所に犬が入れず取り残された飼い主の悲痛な声を聞くことで、より一層このプロジェクトを立ち上げる決意を固めたと話しました。「ペットを連れて避難するのが当たり前の社会を作るために、飼い主の意識を高める活動を行っていきます。」と述べ、避難訓練や、事前の準備を重視することで命を守る大切さを訴えました。
渋谷区の取り組み
同席した渋谷区副区長の杉浦氏は、ペット同室避難の重要性に対する支援を述べました。地域での取り組みとして、動物の専門学校と協力し、避難したペットが快適に過ごせる環境を整える努力が進められています。「行政だけでは限界があるため、民間企業との連携も重要です。多くの人々が同室避難を望んでいることを受け止めています。」と杉浦氏は強調しました。
もしもFES2025での活動
イベント中には、「子供たちに防災について考えてもらうことが大切」と語るどろだんご氏の姿も見られました。彼は、家庭での備蓄や、いざというときに備えた準備の重要性についても講演しました。「自分自身とペットが共に避難するための食料や物資をしっかり準備することが必要です。」と、具体的なアドバイスを提供しました。
未来に向けて
伍代氏は「ペットを家族の一員として大切に思っている飼い主の気持ちを理解し、アレルギーを持つ人や動物が苦手な人のことを考えながら、誰もが安心できるプロジェクトにしていきたい」と今後の展望を示しました。
物事を進めるイベント情報
さらに、イベントの中では、動物愛護週間(9/20〜9/26)に合わせた特別なポップアップイベントの実施がアナウンスされました。「Wan Dream Garden〜保護犬猫と人の幸せな暮らし方〜」というテーマで、トークショーやふれあい会などが開催される予定だそうです。このイベントは、保護犬猫を家族として迎える選択肢を広げる機会を提供します。
まとめ
「もしもFES2025」は、ペットとともに生きる社会の実現に向けた重要な一歩でした。私たち一人ひとりが、災害に備え、ペットと一緒に安全に過ごすための準備をすることの意義を強く感じさせる機会となりました。今後もペット同室避難の推進が広がり、誰もが安心できる社会が築かれることを願っています。
このイベントは、2025年8月30日(土)・31日(日)に代々木公園イベント広場で再度実施される予定です。皆様の参加をお待ちしております。