FREAK’S STORE×東京国際映画祭のコラボが生んだブックマーク
セレクトショップ『FREAK’S STORE(フリークス ストア)』が、東京国際映画祭とアパレルブランド『SCRE:EN(スクリーン)』とともに、自社の再生プロジェクト「再生フリーク」の第二弾として新たな商品を披露します。今回は廃棄予定の映画館スクリーン素材をアップサイクルし、「ブックマーク」として登場。
これまでの再生フリークの取り組みは、古紙の回収・再生を通じた持続可能な地域社会の実現に向けたプロジェクトでしたが、第二弾では映画に関連するスクリーン素材を使用して、映画ファンにとって身近で日常的に使えるアイテムを生み出しています。映画館から本棚へ、アップサイクルがつなぐ新しい物語がここにあります。
映画ファンの心をかき立てるセリフ
今回のブックマークでは、映画ファンから募集した“好きな映画のセリフ”がデザインに取り入れられています。選ばれたのは、感動的で印象深いものばかり。たとえば、『夜明けのすべて』の「そして、新しい夜明けがやってくる。」や、『キッズ・リターン』の「バカヤロー。まだ始まっちゃいねぇよ。」など、心に響く言葉が盛り込まれています。
特に注目すべきは、三宅唱監督によって選定されたセリフ。彼は映画『ケイコ 目を澄ませて』で第37回東京国際映画祭にて黒澤明賞を受賞しており、その実績もお墨付きです。選ばれたセリフの一つは、「お前たちの物語を、一人残らず聞いてやる。」。これは視聴者に対して強い共感を呼び起こし、映画の力強さを再確認させてくれるものでしょう。
販売情報と入手方法
これらのアップサイクルアイテム「ブックマーク」は、価格800円(税込)で提供されており、東京国際映画祭公式グッズ販売サイトや映画祭会場でも購入可能です。販売は10月27日から始まり、一部商品がオンラインで完売しているので、お早目のチェックをお勧めします。
期待される今後の展開
さらに、FREAK’S VILLAGEでは東京国際映画祭に関連するレポートや三宅唱監督のインタビューも公開予定です。映画とアップサイクルが融合する新たな試みを、映画祭を通じて広く発信していくことに期待が高まります。その中で、彼の新作『旅と日々』についてもお話があるとのこと。映画ファンにとって見逃せない内容になるでしょう。
FREAK’S STOREの理念
FREAK’S STOREは1986年の創業以来、「アメリカの豊かさとワクワク・ドキドキを日本に伝えたい」という思いから、カルチャーやアートまで多岐にわたる商品を提供しています。映画館のスクリーンを再利用することは、ただのリサイクルにとどまらず、過去の思い出を新しい価値として再生する重要な活動です。
廃棄される運命にあった映画館のスクリーンから作られたブックマークは、映画ファンにとって愛着の湧く特別なアイテムになるでしょう。FREAK’S STOREと東京国際映画祭が共同で行うこのプロジェクトは、環境に優しいだけでなく、映画文化への新たな視点を提供してくれるもの。これからの展開に大いに期待しましょう。