Snafkinsが贈る新曲『ある笛吹きの唄』
2025年6月23日、名古屋を拠点とするボヘミアン・ジャズソウルデュオ「Snafkins」の最新シングル『ある笛吹きの唄』がリリースされました。アーティストであるSATが作詞作曲を手掛けたこの楽曲は、日常に潜む「残酷さ」と「美しさ」を真摯に描き、聴く者に深いメッセージを届けます。このジャパネスクなジャズナンバーは、聴き手の心に希望の光を灯す作品となっています。
SAT自身のアコーディオンをフィーチャーしたこの楽曲は、日常生活の中で忘れがちな希望を取り戻すきっかけを与えてくれます。中でも印象的な部分は、歌詞に込められた心理描写です。「踞る空 見慣れ過ぎた碧の広さ」というフレーズからは、空の青さに気づかないような心の状態が感じ取れますが、そんな中にも「アコーディオン」、「大事な人」、そして「希望」とのつながりを示す「音色」が、すべてを明るく照らし出してくれることを教えてくれます。
ジャケットやミュージックビデオのアニメーションは、前作「艶色ランデヴー」を手掛けたミナミデタカユキ氏が担当し、レトロポップな要素とSnafkinsの哀愁漂うサウンドが見事に融合しています。このコラボレーションにより、ノスタルジックな雰囲気を醸し出し、視覚的にも楽しめる作品に仕上がっています。
楽曲に込められたメッセージ
「ある笛吹きの唄」というタイトルには、SAT自身の音楽やアコーディオンに対する愛情、そしてポジティブに生きる希望が込められています。この曲は、人生における悲しみや美しさを同時に受け入れ、さらなる前進へとつながる勇気を与えてくれるのです。SATが伝えたいのは、支え合い、しっかりと誠実に生きていこうという思いです。「笛吹きながら世界を唄う 残酷で美しい」という歌詞には、厳しい現実を受け入れつつも、その中に潜む美しさを胸に抱いて希望を持ち続ける姿勢が表現されています。
曲自体はアコーディオンのリズムとともに、柔らかな笑顔での表現も重なり、「涙堪えて上向きに歌う」という部分が印象的です。このメッセージは、一見すると厳しい現実を直視しながらも、希望を見つけ出し続ける強さを示しています。
配信情報
『ある笛吹きの唄』はSpotifyやApple Music、Amazon Music、LINE MUSIC、YouTubeなどの主要な配信サービスで聴くことができます。
Snafkinsの魅力
Snafkinsは、ボーカル&アコーディオンのSATとギターのMr.Tsugeからなるデュオであり、ジャズ、ボサノバ、ソウルを基にした独特なオリジナル曲やカバー曲で知られています。アルバムを4枚リリースしており、TVCMへの楽曲提供や多くのイベントでのパフォーマンスも展開しています。名古屋を活発に拠点としており、スナフキンズ音楽教室やスタジオも運営。彼らの活動がこの地域社会に根ざしていることを感じさせます。
新曲『ある笛吹きの唄』は、そのメッセージ性と共にSnafkinsの音楽の幅広さと深さが感じられる一曲となっています。ぜひ、耳を傾けてみてください。