前原光榮商店78周年を祝い、特別な傘のイベントが浅草で開催
老舗洋傘メーカーの前原光榮商店は、2025年10月11日から11月8日までの間、創業78周年を迎えた記念のイベント『プレミアム楓ハンドルフェア』を開催します。場所は浅草三筋町店の2階ショールーム。ここでしか手に入らない希少な楓製ハンドルの傘やその手元が展示されます。
イベントの独自性と魅力
前原光榮商店は昭和23年に創業以来、数多くの傘を手掛けてきました。特に今回は、創業当初のヴィンテージハンドルに焦点を当て、その中でも自然の美しさが際立つ楓のハンドルに特化しています。今回のフェアでは約40本の一点物が集まる予定で、職人の巧みな技術が光るコレクションを楽しむことができます。
楓のハンドルの特長
楓はその特性から、傘の手元に理想的な素材とされています。耐久性があり、加工もしやすい楓を使用したハンドルは、色やデザインも多彩です。例えば、独特の塗装が施されたヴァイオリン風仕上げの手元や、自然の変異から生まれる瘤杢を使用した手元など、どれも他にはない独自性を持っています。
ヴァイオリン風仕上げ手元
この手元は、艶やかな仕上がりが特徴で、使い込むほどに飴色のツヤが増します。同じ色合いでも、それぞれの個体差が愛着を引き立てるポイントです。レディースとメンズ用のスタイルがあり、どちらも魅力的です。
瘤杢を使用した手元
瘤杢はその独特な木目が美しく、世界に一つだけの傘に仕立てるのにぴったり。こちらのハンドルも、流れるような模様が手に取る人を魅了します。職人が一つ一つ丹念に仕上げています。
職人の遊び心が詰まった意匠品
また、ハンドルにはスワロフスキーの埋め込みや、ワイヤー細工が施されたデザインもあり、見る人を楽しませます。これらの手元は、技術力をフルに活かした作品で、作り手の想いがこもっています。
フェアの見どころ
この特別なイベントでは、通常は見ることができない稀少な一点物のヴィンテージ手元を間近で見られる貴重な機会です。約40点のハンドルと共に、スタッフが厳選した傘との組み合わせも提案され、唯一無二の傘の体験が可能です。詳細な展示とともに、お客様の希望に応じたカスタムオーダーも受け付けています。
店舗の魅力
浅草三筋町店は、賑やかな浅草から少し離れた静かな場所に位置し、古き良き下町情緒が残る地域です。この店では、メンズ、レディース雨傘をはじめ、日傘や晴雨兼用傘と、豊富なラインナップを直接手に取って選べます。さらに、修理サービスやカスタムオーダーも受けられるなど、多様なサービスが提供されています。傘を愛用する人々が集うこの場所で、特別な傘との出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
公式オンラインショップやご来店予約は以下のリンクからご確認いただけます。
店舗案内ページ
最後に
時代を超えた美しさを持つ楓製ハンドルの傘を通じて、前原光榮商店の歴史と職人の想いを感じられる『プレミアム楓ハンドルフェア』。この機会にぜひ、特別な一点を見つけに訪れてみてください。