演劇ファンの皆様にお知らせです。2025年10月、夏の川企画が新たに再演する「樫の木坂四姉妹」が、東京都新宿区の新宿シアターモリエールおよび大阪市立芸術創造館で上演されます。この作品は、長崎で起きた悲劇を描いた姉妹の物語で、多くの人々に深い感動を与える名作として知られています。本作の演出を手掛けるのは、詩森ろば氏。彼は強いメッセージ性を持った作品作りで知られ、独自の視点から新たな演出アプローチを試みます。
「樫の木坂四姉妹」の物語は、1945年に長崎に原爆が投下されたあの日から始まります。物語の舞台となる葦葉家では、いつも賑やかな笑い声が響いていました。しかし、あの日を境に、彼女たちの運命は一変します。その後、葦葉家で育った姉妹は、戦後の混乱の中でどう生き、どう向き合ってきたのか。そして、樫の木という象徴的な存在が、彼女たちの再生をどのように助けたのかが描かれます。
この再演は、初演から15年が経った昨年、戦後80年を迎えるタイミングで行われます。詩森ろば氏は、初演時とは異なる視点からこの物語に光を当て、観客に新たな解釈を提供することを目指しています。彼の演出は、感情の深みを掘り下げるだけでなく、特に戦争と愛、家族の絆の普遍的なテーマを色濃く表現しています。
公演の詳細は以下の通りです。
東京公演
日時: 2025年10月24日(金)〜10月26日(日)
会場: 新宿シアターモリエール
チケット料金: 一般6,000円、夜割5,500円(限定公演)
大阪公演
日時: 2025年10月31日(金)〜11月2日(日)
会場: 大阪市立芸術創造館
チケット料金: 一般5,000円
チケットは現在、カンフェティで販売中です。
詳細や購入リンクについては公式サイトや特設ページをご参照ください。また、出身地や作品の背景に触れた詩森ろばのプロフィールにもぜひ目を通してみてください。彼の独特な視点と情熱が、本作にも色濃く反映されています。「樫の木坂四姉妹」を通じて、観客の皆さんには、戦争の意味、家族の大切さ、そして再生の希望について考えていただく機会が得られればと思います。
この機会をお見逃しなく、ぜひ劇場でその目撃者となってください。感情豊かに彩られた本作の舞台が、皆様の心に深く響くことを願っています。