国際映画制作の新たなチャンスをつかむために、映画関係者注目のセミナーが開催される。特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)と韓国映画振興委員会(KOFIC)が共同で行うこのセミナーは、日韓両国の映画制作者に向けて、国際共同製作や協業を促進する目的で企画された。2025年10月29日(水)、TIFFCOM会場内にて開催されるこのセミナーには、映画製作に関心のあるプロデューサーが対象となる。セミナーの主な内容として、日韓両国が提供するインセンティブ制度の詳細が紹介され、参加者はその制度を活用する方法について学ぶことができる。また、日韓双方から選ばれたプロデューサーたちを紹介することで、さらなる交流と協業の機会が提供される。参加にあたり事前の登録は不要だが、TIFFCOM会場への入場にはIDバッジが必要であるため、参加希望者は事前に手配を行うことが求められる。
セミナーでは、特に「日韓Producers Exchange@東京」の一環として、両国のプロデューサー同士のネットワーキングが重視されている。これにより、両国の映画業界の重要なプレイヤーたちが一堂に会する場となり、共に新たなプロジェクトや共同製作の環境を創出することが期待されている。セミナー終了後、翌日の10月30日と31日には、KOFICにて選出された日韓プロデューサーとの個別ミーティングも実施される。
VIPOとKOFICは、これまでも相互協力関係を深めており、2006年には両国の映像コンテンツ産業振興と文化交流に向けた協力約定書を締結した。2024年の釜山国際映画祭においても、更なる連携を図ることが確認され、今回のセミナーの実現へとつながった。
この貴重な機会に参加し、プロデューサー同士のネットワークを広げ、国際共同製作の可能性を模索することができるため、映画制作に従事する方々にはぜひ参加をお勧めしたい。公式ウェブサイトには、詳細な情報が掲載されているので、興味のある方はぜひチェックしてみてほしい。