様々な国のアーティストによる新たな挑戦
2025年10月、東京で上演される注目の舞台『HINOTORI 火の鳥・山の神篇/海の神篇』は、世界中から集まった多国籍のアーティストたちによって創り出されます。この公演は、株式会社サイと特定非営利活動法人ブリッジフォージアーツアンドエデュケーションが主催し、なかのZERO 大ホールで行われます。
未来への問いを描く舞台
『HINOTORI』は小池博史が手がける「火の鳥プロジェクト」の集大成として、ポーランド、マレーシア、ブラジルで制作された3つの作品を基にしています。小池はこれまでに42カ国で作品を発表してきた実績を持ち、その経験を活かして様々な文化や言語が融合した舞台を作り上げます。この作品は、死と再生の象徴である火の鳥の伝説を通じて、現代社会が抱える混沌とした状況を踏まえつつ、「未来の可能性」を描き出します。
体験型のパフォーマンス
この舞台では、演劇、ダンス、音楽、美術、映像が有機的に結びつき、まるでひとつの生命体のように観る者を引き込みます。特に、ポーランド、マレーシア、ブラジル、そして日本からの実力派演奏者たちによる音楽の多層性が舞台を一層ダイナミックに演出します。雅楽や南インド古典音楽、ラップなど、国やジャンルを超えた音楽が融合し、新たな音のモザイクを形成しています。
多言語、多文化の共演
舞台上では、能役者や日本舞踊家、ジャワ舞踊家、邦楽師といった伝統的なパフォーマーたちと現代芸術が交錯し、6つの言語(日本語、英語、ポーランド語、ジャワ語、北京語、ポルトガル語)が入り混じります。これにより、文化や言語を超えた身体の表現が観客の感覚に直接訴えかけ、深い感動を生むのです。
現代社会への挑戦
『HINOTORI』は、人工地震や権力の暴走、都市崩壊といった現代の問題についても触れています。そして、AIやパンデミック、地政学リスクなど、多くの課題を越えて、「生きる意味」を再考する機会を提供します。身体と音楽が交錯するこの舞台は、まさに「今、観るべき舞台」であると言えるでしょう。
小池博史氏の挑戦
演出・構成を手掛ける小池博史は、長年にわたり演劇・ダンス・古典・音楽を融合させた独自のスタイルで評価を受けてきました。彼は、「パパ・タラフマラ」の創設者として知られ、現在は「小池博史ブリッジプロジェクト-ODYSSEY」を主宰しています。2023年にはポーランドの現代演劇賞に選ばれるなど、その功績は国内外で高く評価されています。
公演概要
『HINOTORI 火の鳥・山の神篇』と『HINOTORI 火の鳥・海の神篇』は、2025年10月11日(土)から14日(火)までの4日間、東京都中野区のなかのZERO 大ホールで上演されます。各公演のチケットは、カンフェティで発売中。ぜひ、この機会に未来への可能性を問う舞台を体験してみてください。詳細は公式ホームページもチェックしてみてください。
公式ホームページはこちらから
チケット購入は
カンフェティチケットから 。
多文化が交錯するこの演劇作品は、観客にとって新たな視点を提供すること間違いなしです。ぜひ、お見逃しなく!