愛媛サウナ連携
2026-06-29 12:10:16

愛媛・松前町とSAUNiiiKが連携、災害時の避難所にサウナ提供へ

愛媛・松前町とSAUNiiiK、災害時の新たな支援体制を構築



2026年6月25日、愛媛県松前町と地元のサウナカルチャー企業SAUNiiiK合同会社が「災害時における避難所ウェルビーイング支援に関する協定」を締結しました。この協定の主な目的は、災害時の避難所において、被災者が心身ともにリフレッシュできる環境を整えることです。具体的には、SAUNiiiKが提供するテントサウナや移動式水風呂を通じて、避難所生活を快適にし、さらには人々が集まりコミュニケーションを深める場を創出することを目指しています。

「避難所にサウナ」という新しい防災の形



昨今の大規模災害では、多くの人々が避難生活を余儀なくされています。その際に問題となるのが、避難所生活が長引くことで生じる心身の疲労やストレスです。食事やトイレ、入浴の環境が整わないことが心の健康にも悪影響を及ぼし、最終的には「災害関連死」へとつながるリスクもあります。このような状況を改善するため、松前町はこれまでにないアプローチとして、テントサウナを利用したリラクゼーションの機会を避難所に提供することを決定しました。

サウナを通じたコミュニケーションの重要性



SAUNiiiKのテントサウナは、薪ストーブで適切な温度と湿度を保てる設計がなされており、70℃前後でも多様な年齢層が安心して利用できるよう工夫されています。このサウナは、ただ身体を温めるだけではなく、人々がリラックスしながら会話できる場を提供します。

「サウナはリフレッシュの道具だけでなく、コミュニケーションを促進する場でもあります。特に、心が不安定になりがちな災害時において、皆が安心して思いを共有できることが重要です。」 SAUNiiiKの担当者はこう語ります。


機動力を利用した支援体制



SAUNiiiKでは、16人が同時に利用できるテントサウナを大型車両で運搬し、迅速な設営が可能です。設営時間は約1時間で、移動式チラーを利用すれば屋外でも約12℃の水風呂を用意できます。これにより、被災者はいつでもどこでも気軽にリフレッシュできる環境が整います。また、平時には若者たちが集まるイベントでインフラを維持し、いざという時にしっかりと機能するシステムが構築されています。

官民連携による持続可能な取り組み



行政がサウナ設備を維持することは大きな負担となりますが、SAUNiiiKが平常時にイベントとして利用し、有事には適切に連携して避難所まで展開することで、官民で持続的なサポート体制を確立することが可能です。松前町の田中浩介町長も、今回の協定を通じた「避難所の生活の質(QOL)の向上」に意義を見出しており、今後も愛媛からこうした取り組みを広げていくことを期待しています。

コメント



松前町長 田中浩介氏: 「避難所のQOLを向上させる取り組みは町としても初めてです。災害が長期化するほど心のケアが重要になります。テントサウナはどこにでも持っていけるため、全国に広がってほしいと考えています。」

SAUNiiiK共同代表 大西竜治氏: 「松前町出身の私が地元に貢献できる機会を持てたことを嬉しく思います。今後もサウナが人々にとって必要で面白い存在になっていくよう努めます。」

この協定は、2026年6月25日に締結され、松前町の指定避難所などでの実施が予定されています。サウナによる心身のケアが、災害時においてどのように機能するのか、これからの展開に注目が集まります。


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