古家正亨が語るABEMAの韓流ドラマ特集！注目の3作品を解説

新企画「古家のABEMA韓流TIMES」始動！

ABEMAが新たにスタートした「古家のABEMA韓流TIMES」では、韓流ドラマの魅力を存分に味わうことができます。スペシャリストである古家正亨さんが、今注目の韓国ドラマやK-POP番組を深く掘り下げていきます。特に、11月に焦点を当てているのは、復讐や社会の苦悩を描いた3つの名作です。

1. 『7人の脱出』

最初に紹介されるのは『7人の脱出』です。この作品は、韓国ドラマの大ヒット作『ペントハウス』を手掛けた脚本家キム・スノクと監督チュ・ドンミンによるもの。ストーリーは、裕福な家庭に引き取られた少女ダミの運命から始まります。物語は彼女の痛みと復讐を描いており、見る者を引き込む力があります。ダミが周囲に翻弄され、壮絶ないじめに遭う姿は、心を締め付けるものがあります。

5年後、ダミが姿を消した後、彼女を追い詰めた人々が逆に追い詰められていく様子が描かれています。この展開は因果応報をテーマにしており、観る者をハラハラさせます。特に“マシュー”を演じるオム・ギジュンの存在感は圧倒的で、彼の出現が物語の鍵を握っています。また、ファン・ジョンウムの演技も見逃せません。彼女が全身で表現する感情に、新たな一面を見出すことができます。これは、単なるエンターテインメントにとどまらない、深いメッセージを持った作品です。

2. 『復讐代行人～模範タクシー～』

続いての作品は『復讐代行人〜模範タクシー〜』です。こちらはシーズン3が放送中で、過去のシリーズ作を「ABEMA」で再視聴する絶好の機会です。タイトルにもある“模範タクシー”は、一般的なタクシーよりも高い料金設定ですが、その分、安定したサービスが期待されます。ドラマでは、このタクシーが“復讐代行タクシー”として描かれています。

この作品は、理不尽な目に遭った人々が復讐を果たす姿が痛快で、観終わる時には清々しい気持ちになります。事件が1話ごとに完結する形式はテンポよく、次にどんな依頼人が登場するのかが気になります。現代社会の問題をリアルに描いている点も、このドラマの魅力の一つです。

3. 『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』

最後は、説明不要の名作『SKYキャッスル』。韓国の富裕層が子どもを名門大学に入れるためにどれだけの犠牲を払っているのかが描かれており、笑いながらも身につまされる部分があります。特に、親が社会的成功を追い求める姿は、今の教育現場や家庭にも通じるテーマです。

キム・ビョンチョルとユン・セアの夫婦が繰り広げる掛け合いは絶妙で、視聴者に深く印象に残ります。この作品は、受験を控えた家庭だけでなく、すべての親に共感を呼びかける内容となっています。