「UM English Lab.」が誕生!
2023年3月14日、ユニバーサル ミュージック合同会社が新しい英語教師向けプラットフォーム「UM English Lab.」を発表しました。このプラットフォームは、洋楽アーティストの楽曲を活用したオリジナルの副教材を提供し、全国の英語教師に無償で利用可能です。
洋楽で英語を学ぶ新しい形
「UM English Lab.」の目玉は、ユニバーサル ミュージックが誇る多彩な洋楽アーティストの楽曲を用いたオリジナル教材です。教師はこのプラットフォームから教材を自由にダウンロードでき、制作費や著作権は会社側が完全に負担します。これにより、教師は負担を軽減しつつ、質の高い教材を生徒に提供できるようになります。
副教材には、歴史的なアーティストの楽曲だけでなく、現代で活躍するアーティストの作品も積極的に取り入れています。生徒たちが洋楽を通じて海外文化に触れ、理解を深めることができるように設計されています。
教育と音楽をつなぐ
「UM English Lab.」は、単なる教材配布にとどまらず、洋楽と教育についての情報発信やインタビュー、非認知教育に基づく新たなコンテンツも公開しています。これにより、音楽会社としての枠を超えて、日本社会における洋楽の価値を高める取り組みを進めています。
近年、若年層の“洋楽離れ”が指摘される中で、ユニバーサル ミュージックはこのプラットフォームを通じて、洋楽の魅力を再認識してもらうことを目的としています。また、生徒の96%が「洋画・洋楽を使用した授業は楽しい」との結果も出ており、授業への興味を高める効果も期待されています。
渋谷区での発表イベント
「UM English Lab.」の実施初日、渋谷区立原宿外苑中学校では開設発表のイベントが行われました。イベントでは、同校の校長とユニバーサル ミュージック社長による挨拶が行われ、音楽を通じた英語学習の重要性について語られました。さらに、特別ゲストとしてクリスタル ケイが登場し、学びながら楽しむことの大切さについて生徒たちにメッセージを送りました。
デモ授業では、レディー・ガガの「Born This Way」を教材に、生徒たちがその歌詞や背景を学ぶ場が設けられました。授業後には多くの生徒から「音楽と英語が結びついて、とても面白かった」といった感想が寄せられ、高い満足度を示しました。また、事前アンケートでは、授業に対する理解度や興味の変化が高評価を得ており、洋楽を用いた学習が生徒たちの教育に深く根付くことへの期待が寄せられました。
ユニバーサル ミュージックは今後も「UM English Lab.」を通じて、日本の英語教育に革命をもたらし、洋楽市場の新たな可能性を切り開いていくことでしょう。