足元のアートとしてのデザインマンホール
2025年7月、チャンス溢れる大阪・関西万博において、アパレルブランド「JAPAN UNDERGROUND」が出展しました。本ブランドは日本全国のデザインマンホールをコンセプトにした商品を展開しており、今回の万博はその魅力を国内外の来場者に広げる貴重な機会となりました。
代表の足立拓海さんは、全国47都道府県を巡る中で各地のマンホールデザインを丁寧に調査し、地域特有の意匠をアパレルへと昇華させました。この独自のアプローチが、「マンホール×アパレル」という新たなカルチャーを醸成しつつあります。今回の万博出展に際し、彼は「足元のアートとしての日本の魅力を、世界中の人々に伝えたい」という強い想いを持っています。
初の試みとなるデザインマンホールの展示
大阪・関西万博でのEXPOメッセ「WASSE」への出展は、デザインマンホールがこのような国際的な舞台に立つ初めてのチャンスでした。通常は観光地や空港など特定のエリアで販売される商品ですが、万博という特別な環境で多くの人の目に触れることができて、足立さん自身も大変感激した様子。
万博の「ジャパンデー」では、多くの来場者がJAPAN UNDERGROUNDブースを訪れ、デザインに魅力を感じて熱心に観察している姿が印象的でした。「こんなおしゃれなマンホールがあるなんて知らなかった」「お土産に最適!」といった声が上がり、来場者数も予想を上回る盛況ぶり。特に海外からの観光客にも評価され、さらなる展開の可能性を感じる結果となりました。
成功した万博出展への道のり
万博に出展することができたという経験は、足立さんにとって大きな価値のあるものでした。「足元にある日本の魅力が、他の国の方々にどう映るのか」とドキドキしながらも、リアルな反響を直に体感できたことは、これまでの苦労への大きな励みとなったのです。特に、設営から販売まで一人でこなすという体力勝負の5日間を乗り切ったことで、より一層の自信を得て帰ってきたとのことです。
地元の魅力を世界へ発信する使命
「デザインマンホールをテーマにした製品が万博で展示されることは、今回が初めてです。私たちの活動が万博という場に立てたことは、非常に意味深い」と語る足立さん。この言葉には彼自身が歩んできた道のりとそれが結びついた感慨が表れており、今後の展望も期待できそうです。「これからも日本の足元の魅力を、より面白く発信していきたい」と意欲を示しています。全国的に商品展開を行っているJAPAN UNDERGROUNDは、これからも地域から全国、さらには世界へ向けてそのメッセージを広げていくことでしょう。
箱の中のアートとしての表現
マンホールデザインの美しさを通じて、地域の魅力や文化をお洒落に表現するJAPAN UNDERGROUND。新たな視点でのローカルカルチャーの発信が、今後どのように進化していくのか非常に楽しみです。公式オンラインストアでも購入が可能なので、気になる方はぜひ新商品にも注目してみてください。日本の「足元のアート」をぜひ手に取って、その魅力を感じてみてはいかがでしょうか。