特別上映会レポート
2025年8月1日、東京都内で行われた特別上映会『ジュラシック・ワールド/炎の王国【ザ・シネマ新録版】』には、人気声優が集まり、映画ファンにとって特別なひとときが提供されました。主催は洋画専門チャンネル「ザ・シネマ」。本イベントでは、オーウェン役を演じる山寺宏一氏、クレア役の園崎未恵氏、フランクリン役の小野賢章氏、メイジー役の石見舞菜香氏らが登壇し、観客とのトークセッションや抽選会が開催されました。
公演のスタートともに、山寺氏が恐竜ポーズを決め、会場の雰囲気が一気に盛り上がります。「約束のように多くのファンが集まってくださり嬉しいです」と挨拶。新録版の評判が高く、前作から続く流れで第2作の収録が実現した旨を伝えました。会場のファンに対して、作り手としての感謝の気持ちを示し、作品への愛情が伝わる言葉が印象的でした。
続いて、園崎氏はブライス・ダラス・ハワードとの吹替歴を振り返り、過去の作品への思いを語りました。彼女は「最初の作品が好評だったので、続編を担当できて幸せです。これからも愛され続けさせられるよう努めます」と感慨深げに述べました。小野氏は、フランクリン役を通じてユーモアを交えた自身の演技経験や、恐竜に追われるシーンを振り返り「もし本当に追いかけられたら、どうなるんだろうと考えました」と笑いを誘いました。
石見氏は、実写映画の吹替が初めてで緊張した様子を語り、「大切な役を任されて光栄でした。先輩方の背中を見ながら、私も必死に食らいつきました」と熱い思いを披露しました。吹替収録が分散されがちな昨今、今回は全員が同時に収録に参加できた貴重な機会でもあったとのこと。山寺氏は「皆で収録後に食事を共にしたのも楽しい思い出です」とエピソードを語り、場の雰囲気を和ませました。
イベントは終盤に差しかかり、山寺氏が吹替に対する思いを再度語り、自身の成長に期待を込めた応援のコメントを寄せるとともに、「映画に深く没入してください」と観客に呼びかけました。
囲み取材が行われたのち、イベントを振り返る声優陣は「今日は多くのファンに来ていただき嬉しい」「新録版はとても音響にこだわりがある」と熱心に語り、観客への感謝の気持ちを伝えました。上映後のフィードバックにも幸せそうな顔を見せ、「『ジュラシック』シリーズの新しい魅力を伝えることができているなら、私たちにとって大変光栄です」と述べました。
さらに、今後の公開スケジュールにも触れ、新作『ジュラシック・ワールド/復活の大地』が公開されることを告知。続編に期待が寄せられる中、これまでの作品を振り返っての楽しみ方も教えてくれました。「古い作品を観直すことで、新作の見方がさらに広がります」と提案。石見氏がこれを受けて、新世代が触れる機会が増えることを期待しました。
この特別上映会は、ファンとの距離が近い一体感のあるイベントとなり、声優陣の思いや映画への情熱が会場全体に広がりました。会場では、映画の見所や魅力を沢山語りましたが、これからの新作に向けても、期待が高まる出来事となりました。