大宮エリー回顧展「生きているということ」が2025年に開催
2025年11月21日、東京都内で特別な回顧展、「生きているということ」が始まります。この展覧会は、2025年4月に他界した大宮エリーが迎えるはずだった50歳の誕生日を記念するもので、彼女が残した生涯の作品1269点の中から厳選したものが展示されます。
多様な作品群を展示
展示は3つの会場で行われ、各々異なるテーマが設定されています。1つ目の会場は「DAIKANYAMA GARAGE」。ここでは、大宮エリーの圧倒的な絵画作品約30点が1Fに展示され、観客は彼女の芸術の奥深さに触れることができます。2Fでは、彼女の部屋をイメージした空間が再現されており、39冊の著書や写真、初披露の絵本の原画も見ることができます。また、2023年にヴェネチア国際映画祭XR部門にノミネートされたVR映画『周波数』の上映も行われ、視覚芸術と映像芸術の融合を楽しむことが可能です。特別に製本された全作品集も用意され、来場者はじっくりと彼女の軌跡を辿ることができます。入場料は500円で高校生以下は無料というのも嬉しい点です。
CAPUSLEで心に響く遺作を体感
2つ目の会場、三宿の「CAPSULE」では、エリー生前の最後の作品である襖絵と陶器にスポットを当てています。ここでは、彼女が約束した場所であり、2024年に京で開かれた個展で披露された陶器と襖絵を展示。特に、六曲一隻に仕立て直された作品は、彼女の思いを感じさせてくれます。
小山登美夫ギャラリーの精選作品
最後の会場である小山登美夫ギャラリー六本木では、オーナーの小山登美夫氏が選び抜いた大宮エリーの絵画やドローイングが展示されます。2012年の彼女の画家デビュー以来、さまざまな展覧会での彼女の進化を確認することができ、観覧者にとってアートを通じた彼女の成長を感じる貴重な機会となるでしょう。
アートと共に生きる
この回顧展は大宮エリーの卓越した業績を祝うだけでなく、訪れる人々に彼女のアートがもたらす深い感動とメッセージを再発見させるものです。それぞれの会場で異なるエリアやテーマを持つ展示が行われ、全ての作品は購入も可能です。いずれの会場も、11月21日から30日までの期間限定で開放されるため、ぜひ足を運んで欲しいと思います。
現在、公式ウェブサイトでは詳細情報やアクセスについても掲載されていますので、訪問の際には事前にチェックすることをおすすめします。大宮エリーの作品の数々とともに、彼女の生きた証を感じに来てはいかがでしょうか。
大宮エリーオフィシャルHP
各会場の詳細
- - DAIKANYAMA GARAGE (入場料:500円)
住所:東京都目黒区中目黒1-3-12
開催期間:11月21日(金)~11月30日(日)
時間:11:00 - 19:00
住所:東京都世田谷区池尻2-7-12 B1F
開催期間:11月21日(金)~11月30日(日)
時間:11:00 - 19:00
住所:東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F
開催期間:11月21日(金)~11月30日(日)
時間:11:00 - 19:00