こうの史代展
2025-06-24 10:32:22

こうの史代の全貌を知る特別展が佐倉市で開催!

こうの史代展 鳥がとび、ウサギもはねて、花ゆれて、走ってこけて、長い道のり



2025年の夏、千葉県佐倉市にある佐倉市立美術館では、漫画家こうの史代の30周年を祝う特別展が開催されます。この展覧会は、彼女のデビューから現在に至るまでの作品を網羅し、漫画の魅力を再発見する機会を提供します。

展覧会情報


  • - 会場: 佐倉市立美術館
  • - 開催期間: 2025年8月2日(土) ~ 10月2日(木)
  • - 開館時間: 10:00~18:00(最終入館は17:30)
  • - 休館日: 月曜日(8月11日、9月15日は開館、8月12日、9月16日は休館)
  • - 料金: 一般1000円、大学生800円(高校生以下は無料)

この特別展では500枚以上の漫画原画や膨大な挿絵原画、さらに制作過程を記録した未公開映像など、こうの史代の画業の全貌を極めて多面的に紹介しています。特に注目されるのは、彼女の代表作である『夕凪の街桜の国』や『この世界の片隅に』だけでなく、デビュー前の原画も展示される点です。こうの史代の作品には、愛らしいキャラクターたちと、柔らかいタッチで描かれる背景が特徴ですが、彼女はシリアスなテーマにも淡々と取り組む姿勢を見せています。

彼女の作品では、戦争を扱ったシリアスなものでもキャラクターへの愛情を失うことなく、読者に深い共感を呼び起こします。こうの史代は一つや二つの作品で表現しきれない多面的な魅力を持ち、そのすべてを見つめることで、漫画の新たな可能性を提示しているのです。

この展覧会では、漫画原画を「1枚の絵」として捉え、こうの自身の手による線の魅力を体感できる工夫が施されています。各連載作品の原画がストーリー全体を分断することなく展示され、観る者はまるで漫画の世界へと引き込まれることでしょう。

特別イベントも充実


また、会場内ではこうの史代へのファンレターを書くコーナーも設置されます。展覧会を見た後に、彼女に気持ちを伝える素晴らしいチャンスです。特製ポストに投函することで、彼女へ直接届けられます。

さらには、本展のためにデザインされた多彩な特製グッズも販売予定。訪れる方々は自分の思い出に残るアイテムを手に入れることができるでしょう。

こうの史代プロフィール


こうの史代は1968年に広島市で生まれ、1995年に『街角花だより』で漫画家デビューを果たしました。その後、彼女の作品は数々の賞を受賞し、特に『夕凪の街桜の国』では大きな注目を集めました。この作品は原爆の被害をテーマにし、映画化やアニメ化もされる人気作となりました。彼女の代表作には、これらのほかに多彩なジャンルの作品があり、日々進化し続けているのです。

アクセス情報


美術館へのアクセスは、京成佐倉駅南口から徒歩8分、またはJR佐倉駅から徒歩20分ととても便利。駐車場もありますが、数に限りがあるため公共交通機関の利用を推奨します。

この特別展では、こうの史代の作品の魅力を存分に堪能し、多くの人々が彼女の作品と名作の背後にある思いに触れることができる貴重な機会となることでしょう。皆さんもぜひ足を運んで、その世界観を体感してみてください。


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