西山茉希が紡ぐポジティブなアートと母親業の両立

笑顔を描く西山茉希のアート

ファッションモデルやタレント、女優として多才な西山茉希さんが、先日、大阪で開催された『世界のMUSASHI個展』に出展した。彼女の作品は、その明るさと独自の世界観で、多くの観客の心をつかんだ。約150の企業や著名人が参加したこの個展では、有名アーティストMUSASHIとのコラボレーションによる作品が展示され、約100点が並んだ。

輝く陽のような作品

展示された西山さんの作品は、鮮やかな花や鳥、虹、心温まるメッセージで埋め尽くされている。彼女はMUSASHIの下絵に、さらに生命感あふれる描写を加え、見る人に元気を与える作品に仕上げた。彼女は「MUSASHIくんの視点や感性を知りたくて」と語り、共同作業への期待を強く感じさせた。

謙虚なアーティスト

自身がアーティストであることに未だ実感が湧かず、「おこがましい」と謙遜する西山さん。しかし、創作活動への情熱は消えることがない。彼女のものづくりは、幼少期からの趣味が形を変えて活動を広げ、数年前には大切な人への贈り物としてオリジナルの作品を描くことに至ったという。

「この経験から、作品を形にして残すことの重要性を実感しました。特にファッションモデルという仕事は、自分を魅せることが中心。不思議なことに、どちらもクリエイティブな発想から生まれるもの。自分そのものを作品として創り上げている感覚は共通しています。」と、西山さんは語る。

シングルマザーとして

また、彼女はシングルマザーとしての生活も大切にしており、家庭で作る料理をSNSで発信するなど家族との時間を大切にする姿が印象的だ。「母親業は私にとって非常に貴重な経験。お仕事ができることが、どれほど嬉しいか感じるようになりました。仕事と子育てを両立することで、どちらにも感謝できるようになっています。」と語る。

次世代へのメッセージ

西山さんは自身の育児体験から、「感情面での苦悩や孤独を理解してほしい」と願い、同じ境遇の人々に寄り添う存在になりたいと考えている。彼女の言葉には、多くの母親が共感する部分があり、社会での疎外感を乗り越えた経験談は、他の母親たちにとって希望となるだろう。

「私の経験が、若い世代の支えになればと思います。私の言葉や作品が『これを知ってよかった』と思える存在になることが目標です。」と、彼女は力強く語った。今後も西山茉希さんは、多様な表現を通じて、彼女自身の経験を昇華し、観る人の心に届けていくことだろう。