b.stage+がWeChatミニプログラムで中国ファンダム市場を開拓
グローバルなファンダムプラットフォーム「b.stage(ビーステージ)」が、中国の人気メッセンジャーアプリ「WeChat(ウィーチャット)」上で新たなるミニプログラム型ECショップを立ち上げました。このローンチにより、中国に住む多くのK-POPファンが、b.stage+を通じて自分の好きなアーティストのアルバムやファッションアイテムなど、さまざまな商品を手軽に購入できるようになります。
中国市場への本格進出
今回の提携により、b.stage+は中国のファンの購買体験を一層充実させることを目指しています。ファンダム中心のコマースモデルを採用し、現地のファンが好む購買スタイルに適応したサービスを提供することが主な目的です。特に、ファンダム消費が強い中国市場では、ファンの購買力が企業の収益に直結しているため、この戦略は非常に重要です。
ファンダム消費の力
K-POP産業において、中国ファンは強力な購買力を誇る中心となっており、韓国税関のデータによると、2024年の韓国音楽関連商品の対中輸出は約86億円にものぼるとされています。ファンは単に商品を購入するだけでなく、特定のアイテムを何度も買う傾向があり、大規模な公演やイベントのために関連グッズをまとめて購入することが一般的です。
これにより、K-POPの全体的な売上が大きく増加し、ファンダムの消費行動は産業全体の成長を促進しています。
WeChatの利便性
中国のWeChatは、月間11億ものアクティブユーザーを有するプラットフォームで、中国のオンラインショッピングにおいて主要なチャネルの一つとなっています。b.stage+のミニプログラムを利用することで、ファンはアプリを新たにインストールすることなく、迅速に商品を検索し購入できるようになります。このような利便性は、購入に対するアクセスを飛躍的に向上させ、b.stage+にとっても大きな運営面での利点となります。
代表のコメントと企業の今後
b.stage+を運営するbemyfriendsの代表、ソ・ウソク氏は、「WeChatミニプログラムの導入は、流通チャネルの拡大にとどまらず、中国のファンが求めるサービスを提供するための重要な一歩です」と強調しています。また、購入者限定の特典やイベントも企画しているとのこと。
今後はファンの購買データを基に、ファンダムコマースモデルをさらに磨き、持続的な成長を図る意向を示しています。
ファンダム体験の拡大へ
b.stage+は、ファンダムビジネスをリードし、ファンが希望する商品を容易に手に入れられるようサポートするプラットフォームです。WeChatミニプログラムの立ち上げを機に、国境を越えたファンダム体験の新たな可能性を広げていく計画です。さらに、ECにとどまらず、リアルタイムなコミュニケーションやファンイベントなど、ファン参加型のコンテンツも積極的に展開し、グローバルなファンダムの絆を深めていくことを目指しています。
このb.stage+の取り組みは、K-POPファンダム市場に新たな風を吹き込み、ファンのさらなる満足度向上に寄与することでしょう。今後の展開から目が離せません。