髙嶋政伸が初めて手がけるエッセイ集『おつむの良い子は長居しない』が、6月24日(水)に新潮社より刊行される。この作品は、彼の独特なキャラクターと役者としての深い洞察を反映したもので、多くの読者に楽しんでもらえる内容となっている。
政伸は、その穏やかな笑顔の裏に潜む危うさと、観る人を惹きつける個性で知られ、幅広い演技力を誇る俳優だ。彼自身の言葉で綴られたこのエッセイ集では、日常の中の出来事や名言が色鮮やかに描かれ、思わず読み入ってしまう魅力がある。政伸が連載を続けていた雑誌「波」に寄稿していた際、講談師の神田伯山が彼の作品を推奨していたこともあり、その評価は高く、発売前から多くの期待を寄せられている。
本書の中でも注目すべきは、NHKのドラマ『大奥』での撮影体験に関するエッセイ「インティマシーコーディネーター」。このエッセイは、南アフリカの映像制作現場における新しい取り組みや、心身の安全を考慮した撮影方法について触れており、ネット上での反響も大きかった。また、『ベスト・エッセイ2025』に選ばれるなど、内容が高く評価されている。エッセイの中で政伸は、役者としての責任や表現に対する思いを語っており、読者に深い感銘を与えることでしょう。
エンターテインメント界の家系に生まれた政伸は、父である俳優の高島忠夫や、母で元宝塚スターの寿美花代との親子関係についてもふれ、家族の思い出やエピソードを柔らかく表現しています。母親の思い出には、小津安二郎監督との関わりや自身の成長に対する影響が含まれ、多くの読者が共感できる内容となっています。また、著名な人物たちとの交流に関する思い出も描かれ、ジョン・レノンや藤山寛美、伊東四朗、植木等との逸話も語られ、エンターテインメントの舞台裏を見ることができます。
さらに、役作りにおける独自のアプローチや、過酷なオーディション体験も赤裸々に語られ、役者としての彼の情熱を感じさせます。そして、心霊体験や美容医療への関心など、普段は見えない側面にも触れ、髙嶋政伸という人間の多面的な魅力を引き出しています。
本書には、意外な素顔や思いが随所に散りばめられており、読者は髙嶋政伸の内面世界への新たな扉を開くことができるはずだ。彼の言葉からは、何気ない瞬間の大切さや、自らの生き方を見つめ直すヒントが詰まっており、様々な人が共感できる内容となっている。初のエッセイ集を通じて、彼自身の人生を追体験し、役者としてだけではなく一人の人間としての髙嶋政伸を知ることができる、一冊となっています。