おにぎり購入マイルールの実態と価格意識を探るリサーチ結果

おにぎり購入実態に迫る調査結果

日本人にとって日常の食事として根付いているおにぎり。その魅力や消費者の購買行動に関する調査結果が株式会社mitorizより発表されました。この調査は、3,090人の消費者を対象に、どのようにおにぎりが購入されているのか、価格に対する意識や手作りの実態を明らかにすることを目指しました。

調査概要

この調査は6月6日から6月9日の期間に行われ、mitorizの消費者購買データベースに登録されている会員を対象としています。結果的に、94.8%もの人が「おにぎりが好き」と回答しており、特に30代から50代の世代が高い支持を示しました。具体的には、「とても好き」と応えたのが51.3%、続いて「まあ好き」が43.5%という結果です。

手作りと市販品の購入頻度

調査では、約5割の人が自宅でおにぎりを「月1回以上作る」と回答し、市販品に関しては約3割が「週1回以上購入する」と答えました。特に市販品では、月1〜2回程度の購入が最も多く、週1回以上の頻度で手に取る層も存在しています。これからもおにぎりの需要は高いことが分かります。

購入時に重視されるポイント

消費者がおにぎりを購入する際に重視する点として最も多いのは「具材の種類」で76.4%、次に「価格」が69.1%という結果が出ました。これに続くのは、米の種類やボリューム感で、見た目や栄養成分よりも味やコストパフォーマンスが優先されていることが明らかです。

価格意識とその影響

おにぎり価格の変動についても調査が行われ、93.3%が「値上がりを実感している」とのことです。実際、「かなり高くなった」との回答も58.9%にのぼりますが、興味深いことに、34.7%は「特に行動が変わらない」と応じています。価格が上昇しても、変わらず購入し続けている人も多いのです。ただし、32.3%の人は「購入頻度を減らした」とも述べており、価格に敏感な消費者の動向も見受けられます。

おにぎりに対する支出

「おにぎり1個に払える金額」についても興味深い調査があり、コンビニでの購入では「100～130円未満」が49.7%と多くの支持を集めていました。一方、専門店では「200～300円未満」が最も多く、特に専門店に対しては価格の許容範囲が広いことが分かります。この価格帯は、専門店の品質への期待感を反映しているのでしょう。