OTBグループ決算発表
2026-03-02 16:19:02

OTBグループが2025年度決算を発表、メゾンマルジェラが成長を続ける中での新たな挑戦

OTBグループが発表した2025年度の業績



OTBグループは2026年2月17日、イタリア・ヴィチェンツァで開催された会見で、2025年12月31日をもって締めた年度の業績を発表しました。この国際的なファッション&ラグジュアリーグループは、ディーゼルやメゾンマルジェラ、ジルサンダー、マルニなど多彩なブランドを傘下に持ち、過去の実績を振り返りながら今後の展望を示しました。

主要業績データ



グループの総売上高は17億ユーロに達し、EBITDAは約2億3,730万ユーロ、ネットファイナンシャルポジションは4,000万ユーロという結果でした。これにより、グループの堅調な成績が裏付けられ、今後の発展を支える堅固な基盤が築かれました。特にメゾンマルジェラの業績は前年対比+8.4%を記録し、創造性を重視した取り組みが効果を見せています。

市場環境



世界的に厳しいファッション・ラグジュアリー市場の中で、OTBグループは新たな地域、特に中東や北米での成長を確保しました。しかし、日本市場はグループ全体の27.4%を占め、安定した成長を確保しています。為替レートの変動を考慮に入れない場合、2024年比で4.8%の減少が見られたものの、グループ自体の活躍が引き続き期待されています。

ブランドごとの取り組み



2025年、OTBは各ブランドでのクリエイティブ・ディレクターの交代を進め、メゾンマルジェラにはグレン・マーティンス、ジルサンダーにはシモーネ・ベロッティ、マルニにはメリル・ロッゲをそれぞれ任命しました。新たな視点からの発展が期待される各ブランドは、特に2025年のミラノ・ファッションウィークにおける新作発表を通じて、その存在感をより強固なものにすると見られています。

直販チャネルへのフォーカス



直販チャネルへの投資が行われ、売上の60%を占めるようになりました。これにより、グループのネットワークは600店舗を越え、アウトレットやオンラインチャネルも強化されつつあります。新たに出店した店舗は、特に韓国やメキシコといった新興市場での展開が注目されます。中東市場ではシャルーブグループとのジョイントベンチャー計画にも着手するなど、今後の成長を見据えた戦略的活動が続いています。

デジタルイノベーションへの取り組み



OTBはデジタル化に向けた投資が進められ、業務効率や顧客との関係性を強化するため、AIソリューションの導入などが図られています。ブロックチェーン技術の導入も進んでおり、透明性と追跡性を提供するデジタル証明書の発行が行われています。この取り組みは今後の整合性と持続可能性をサポートする重要な要素として位置付けられています。

サステナビリティへのコミットメント



OTBグループはサステナビリティにも力を入れており、消費エネルギーの80%以上を再生可能エネルギーで賄うことを目指しています。特にディーゼルの新たなデニムラインでは環境負荷の低い素材が使われるなど、着実な取り組みが進められています。これによりファッション業界における責任ある実践を促進し、業界団体の活動にも積極的に参加しています。

OTBファウンデーションの活動



OTBファウンデーションは、年次報告で明らかにされた教育プログラムや緊急事態への対応を通じて、その社会的な影響力を発揮しています。特に次世代への教育活動に力を入れ、いじめやジェンダーに基づく暴力に対する啓発を進めています。

創業者70周年の祝賀



2025年はグループ創業者・会長のレンツォ・ロッソの70歳の誕生日を祝う年でもあり、特別な書籍も出版されました。彼へのレジオン・ドヌール勲章の授与は、彼の影響力をさらに証明するものです。OTBグループは今後も創造性を核にした事業展開を続け、業界でのリーダーシップを維持し続ける方針です。

OTBグループの2025年度決算は、各社の業績や新たな挑戦が交錯する重要な年であったことを示しています。今後の成長に向けた期待が高まる中、各ブランドの戦略が注目されます。


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