男性向け腸活下着LUNDATTEが万博で知財戦略を紹介

LUNDATTEが万博で描く未来の知財戦略

近年、日本のスタートアップにおいて知的財産（知財）の重要性がクローズアップされています。特許庁の調査によると、企業の約46パーセントが設立前から知財戦略を持っている一方で、情報通信業においてはその割合は14パーセントにとどまっており、特に資金や人材が限られているスタートアップが知らず知らずのうちに危険にさらされています。この問題を踏まえ、男性向け腸活下着を展開するLUNDATTEの代表である木村氏は、万博のセッションで自身の知財戦略について発表します。

知財リスクとその影響

スタートアップが知財戦略を後回しにすると、模倣や侵害によって事業継続が脅かされることがあります。特に、海外進出を目指す日本の企業にとって、商標の早期登録が必要不可欠です。国内外の市場では、すでにブランド名を登録されている場合も多く、これにより事業展開が阻まれることがあります。したがって、創業初期からの知財対策こそが冒険を成功に導く鍵となります。

LUNDATTEのユニークなアプローチ

LUNDATTEが展開する「腸いいパンツ」は、男性向けの腸活に特化した下着です。独自の無縫製・ウエストゴム無し設計により、冷えや腸の不調を軽減する効果が期待できます。このアイデアを生み出した木村氏は、米国での留学中にファッション業界の知財トラブルに触れたことで、知財の重要性を早期に認識しました。その結果、商標や意匠権を取得し、特許も出願中の状態で創業を果たしました。

万博での知財セッション

万博でのプログラム名は「明日を変える知財のチカラ」で、2025年の10月6日に開催される予定です。このイベントでは、知的財産を活用している女性経営者たちが一堂に会し、各々の経験談や経営戦略を共有します。LUNDATTEの木村氏は第一セッションのファシリテーターとして登壇し、他の起業家とともに社会課題を解決するためのヒントを提供します。

社会に向けたメッセージ

木村氏は、「知財は大企業だけのものではありません。全ての創造者が守るべき資産です」と語ります。商標は早い者勝ちであるため、アイデア段階から知財について考える必要性を強調しています。自身の経験を通じて、「アイデアを守る最初の一歩が未来を変える」と伝えたいと考えています。このような彼のメッセージは、これから行動を起こす方々にとって大きなインスピレーションとなるでしょう。