ピティナ・コンクール
2025-02-28 12:57:17

ピティナ・ピアノコンペティション、課題曲を3月1日公開!次世代のピアニストを育む場

日本最大規模のピアノコンクール



日本の音楽シーンで重要な位置を占める「ピティナ・ピアノコンペティション」が、2025年度第49回大会の課題曲を3月1日(土)10時に公開します。本コンクールは1977年に始まり、以来日本におけるピアノコンクールの中で最大規模を誇ります。優れたピアニストを輩出してきたこのコンペティションは、鈴木愛美氏などの受賞者を持ち、角野隼斗氏や亀井聖矢氏など、次世代の才能を世に送り出してきました。

総合学習型コンクールの特徴



「ピティナ・ピアノコンペティション」は、ピアノ学習者にとって単なる技術を競う場ではなく、音楽を深く理解しながら成長できる“総合学習型コンクール”です。全国47都道府県で毎年300以上の地区予選と本選が行われ、8月下旬には東京で全国大会が開催され、ここでは高い技術を持つピアニストたちによる厳正な競演が繰り広げられます。

特にユニークなのは、全日本ピアノ指導者協会が主催することにより、指導者と生徒が共に学ぶ機会を設けている点です。参加者には、課題曲を詳しく解説するセミナーやeラーニング、アナリーゼ楽譜など多様な教材が提供され、指導者自身もスキルアップを図ることが可能です。

各部門の多様性



コンクールは、未就学児対象の「A2級」から、プロを目指す「特級」までの多様な部門が用意されており、各参加者は自分のレベルに応じた部門で競い合います。また、特級部門の進行はライブ配信され、全国のピアノ愛好者がリアルタイムで応援する文化が確立されています。このように、2万人以上の参加者が同じ夏に一体感を持って挑む姿勢は、世界でも珍しいものと言えるでしょう。

特級のグランプリ発表は、サントリーホールで行われる表彰式で、現地で8千人もの観客が見守ります。このイベントはただのコンクールを超え、音楽界の一大イベントとしての地位を確立しています。

今後のスケジュール



  • - エントリー受付: 2025年4月1日~6月2日
  • - 地区予選期間: 2025年5月24日~7月24日
  • - 地区本選: 2025年7月23日~8月11日
  • - 全国大会: 2025年8月17日~8月22日

日本のピアノ文化を支える「ピティナ・ピアノコンペティション」は、ピアノ指導者協会が運営しており、全国に約18,000人の会員を抱え、各地で質の高い音楽教育を展開しています。また、毎年約43,000組のピアノ学習者が参加する「ピティナ・ピアノステップ」という合同発表会も実施しており、幅広いピアノ教育に寄与する活動を行っています。公式ウェブサイトではさらなる詳細情報が提供されており、来たるコンクールも世代を超えて多くの人々にとって新たな音楽の扉を開いてくれることでしょう。


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