東京でのバレエアンサンブルガラ2025に出演するダンサー紹介
2025年8月8日、東京で開催される「バレエアンサンブルガラ2025」。この公演に、ポーランドのポズナン市を拠点とするバレエ団から二人のダンサー、葛西ひかるさんとMassimiliano Romanoさんがペアで出演します。ここでは、彼らのプロフィールとバレエ作品での魅力をご紹介します。
コールドバレエとは?
まず、コールドバレエ(corps de ballet)について説明します。コールドバレエは、バレエ作品において群舞を担当するダンサーたちの集団で、彼らは特に視覚的および構成的に作品の世界観を支える重要な役割を担っています。フランス語で「バレエ団の身体」という意味を持ち、バレエの基盤となる存在です。
出演ダンサーの紹介
葛西ひかるさん
葛西ひかるさんは、9歳からクラシックバレエを始め、多くの経験を積んでいます。2012年には佐々木三夏氏に師事し、2017年に東京都立総合芸術高等学校を卒業。その後、ミュンヘンのババリアバレエアカデミーに留学し、2019年に卒業します。その後、アメリカのメンロウバレエ団に参加し、コールドバレエ及びスペインの踊りのソリストとして活躍しました。最終的には、ポーランド州立ポズナン歌劇場に移籍し、そこで新たな役割、キトリの友人役に挑戦しています。
葛西さんは、3度目となるアンサンブルガラの公演参加予定で、過去には「眠れる森の美女」や「レ・シルフィード」などの晴れ舞台で観客を魅了してきました。彼女の爽やかな表現力と美しいダンスに注目です。
Massimiliano Romanoさん
Massimiliano Romanoさんは、10歳からキャラクターダンスを始め、その後15歳でクラシックバレエの世界へ足を踏み入れました。ミュンヘン音楽演劇大学のバレエアカデミーにスカラシップ生として入学し、2017年に卒業した彼は、ポーランド州立ポズナン歌劇場に移籍し、多くの作品で重要な役割を果たしています。
近年、振付家としても活動を開始し、2024年には最優秀社員にノミネートされています。彼の多才な才能と情熱は、バレエシーンに新しい風をもたらしています。
ポーランド州立ポズナン歌劇場バレエ団とは?
このバレエ団は、ポーランドのポズナン市に位置するテアトル・ヴィエルキに所属し、100年以上の歴史を誇る伝統ある団体です。特に1960年代から1970年代にかけては、芸術監督のコンラッド・ジェヴィエツキ氏(Conrad Drzewiecki)が革新的なスタイルを導入し、ヨーロッパのバレエシーンで注目を集めてきました。現在も多様性豊かな国際的なダンサーが在籍し、地元から愛されています。
公演の詳細
「バレエアンサンブルガラ2025・東京公演」は、2025年8月8日(金)に、品川区立総合区民会館「きゅりあん」で開催されます。公演内容は、第一部に日本国内外で活躍するプロダンサーたちの饗宴を、第二部に「シンデレラ」の抜粋を予定しています。
葛西さんとMassimilianoさんの爽やかで見事なダンスを目の当たりにするチャンスです。公演が待ちきれません。チケットについての詳細は公式サイトをご覧ください。