ユナイテッドアローズ、気候変動と水セキュリティで高評価を獲得

ユナイテッドアローズがCDPから高評価を受ける

株式会社ユナイテッドアローズは、国際的な非営利団体CDPから、環境への取り組みが高く評価されました。「気候変動」分野ではマネジメントレベルで「B」、そして「水セキュリティ」分野ではリーダーシップレベルで「A-」という評価を獲得したのです。

この成果は、ユナイテッドアローズが進めてきたサステナビリティ活動に基づくものです。CDPは約24,000社の企業を対象に環境情報の調査を行っており、世界中でその結果は広く認識されています。これにより、企業の環境報告のスタンダードとして位置づけられています。

SARROWS（サローズ）活動への取り組み

ユナイテッドアローズは、自社のサステナビリティ活動を「SARROWS（サローズ）」と名付けています。この名称は、「Sustainability」の「S」と「ARROWS」の「A」を組み合わせた造語です。2020年にはサステナビリティ推進のために5つのテーマと16の重要課題を設定しました。

そして2022年には2030年に向けた具体的な活動目標を3つ掲げました。その内容は次の通りです：
1. Circularity（循環するファッション） - 繰り返し使える資源の活用を推進。
2. Carbon Neutrality（カーボンニュートラルな世界へ） - 温室効果ガスの排出をゼロに近づける取り組み。
3. Humanity（健やかに働く、暮らす） - 働く人々や生活環境の質を向上させる。

これらの目標はそれぞれ、具体的な数値に基づいて進捗を図ることが計画されています。

未来に向けた挑戦

今回のCDPからの評価は、「気候変動」と「水セキュリティ」に関する透明性のある取り組みと情報開示が重要視された結果です。ユナイテッドアローズはこれからも、事業を通じて環境や社会の課題解決に向けて積極的に取り組んでいく方針です。さらに、透明性の高い情報開示を行うことで、持続可能な社会の実現に貢献していくことでしょう。

ユナイテッドアローズはその独自のセンスを活かしながら、サステナビリティを実現するための努力を続けています。彼らの今後の活動と成果に、引き続き注目が集まることでしょう。

企業情報

ユナイテッドアローズは1989年に設立され、多様なデザイナーズブランドやオリジナル企画の商品を揃えたセレクトショップを展開しています。代表的なブランドには「ユナイテッドアローズ」や「ビューティー＆ユースユナイテッドアローズ」、「グリーンレーベルリラクシング」などがあります。これらのブランドを通じて、ファッション業界におけるサステナブルなスタンダードの確立を目指しています。