デヴィッド・テナントとクシュ・ジャンボによる『マクベス』、シネ・リーブル池袋にて再上映決定!
イギリスで大絶賛された舞台、デヴィッド・テナントとクシュ・ジャンボの『マクベス』が、映画館で再び観ることができる貴重な機会が到来しました。シネ・リーブル池袋で3月21日(金)から上映されることが決まり、さらに3月16日(日)には、鹿児島のガーデンズシネマでの1日限定上映も予定されています。
舞台の大ヒット記録
この作品は、イギリスのハロルド・ピンター劇場での興行で、過去最高の初動売上を記録し、215万ポンドを超える数字を叩き出したという大ヒット作です。演劇界でも注目を集めるこの作品は、5週にわたって最高興行週を達成し、見る者を魅了しました。日本での初回上映後に寄せられた観客の「また観たい」という声に応えた形となります。
映画館での特別な体験
本作は、イギリスでの上演時に使用された特別な音響技術が特徴です。バイノーラルステレオを駆使し、観客はまるで舞台の中にいるかのような立体的な音響体験が可能です。さらに、映画館向けに特別に撮影された本編では、臨場感あふれる5.1シネマサラウンドサウンドが組み合わさり、ストーリーの世界に引き込まれることでしょう。
映画作品概要
- - 原題: Macbeth: David Tennant & Cush Jumbo
- - 上映時間: 約115分
- - 演出: マックス・ウェブスター
- - 出演: デヴィッド・テナント、クシュ・ジャンボ
- - 制作年: 2024年
- - 制作国: イギリス
- - 公開HP: 公式サイト
- - 鑑賞料金: 一般3300円、学生・障がい者2800円
観客からは、ストイックで禁欲的な表現に対する高い評価も寄せられています。翻訳家の松岡和子氏は、緻密な演技と音響操作が伝える深いものについてコメントを寄せています。「色彩の点でも、まるでモノクロで作ったかと思わせられるほど禁欲的で、それだけに血の赤が引き立ち、埋蔵量の多い『マクベス』です」と語っており、俳優たちの繊細な演技が観る者に強い印象を残します。
デヴィッド・テナントが演じるマクベスについて、東京大学教授の河合祥一郎氏は、「テナントが演じると、マクベスもハムレットになるかのようです」と彼の演技力を絶賛しています。また、東洋大学教授の五十嵐博久氏は、崩壊が人間の思考速度を超えて進行する劇世界を見事に描いていると評価しています。
このように、舞台『マクベス』はただの観劇以上の体験を提供します。デヴィッド・テナントやクシュ・ジャンボといった超一級の俳優たちが紡ぐこの悲劇を、耳で感じ、目で見る新しい形の芸術作品をぜひお楽しみください。如何なる瞬間も見逃せない、感動的な『マクベス』が映画館に登場します。