新作ミュージカル『白爪草』が2026年1月に開幕！製作発表レポート

2026年1月8日から開幕する、新作ミュージカル『白爪草』の製作発表が11月20日にSUPERNOVA KAWASAKIにて開催されました。この発表には、主演の屋比久知奈（白椿蒼役）と唯月ふうか（白椿紅役）、そしてクリエイター陣が揃い、本作品の魅力を語りました。

二人の妹の緊迫した物語

本作は、双子の姉妹の間に秘められた過去と心理劇、サスペンス、音楽の要素が組み合わさった新しい形式のミュージカルです。原作の映画『白爪草』は、2020年に電脳少女シロが主演し、VTuber全キャストで演じられた作品で、観客を惹きつける衝撃的な内容が話題となりました。それをミュージカルとして再構築し、360°を取り囲む舞台で展開することで、観客を引き込む仕掛けが施されています。

作品に流れる音楽は、シンガーソングライターのヒグチアイが手掛けており、彼女にとって初のミュージカル楽曲です。歌詞やメロディーに込められた感情は、観客が深く共鳴すること間違いなしです。脚本を福田響志、演出を元吉庸泰が担当し、これまでにない緊張感と没入感を生み出すことに挑んでいます。

主演キャストの意気込み

屋比久知奈さんは、「世界初演ということで挑戦の作品」だと語り、その中で面白いエンターテインメントを提供することへの意欲を示しました。一方、唯月ふうかさんは、「お客様との距離が近い中で、どんな展開が待っているのか楽しみです」とコメントし、観客に新しい体験を提供したいという気持ちを表現しました。

演奏曲の紹介

製作発表では、ミュージカルで使用される楽曲が4曲披露されました。

- 「ホトトギス」：白椿蒼役の屋比久知奈が歌い、彼女の日常と過去の出来事を振り返る内容です。
- 「雑草」：姉の唯月ふうかがこの曲を通じて、社会から疎外された心情を描写。
- 「プリザーブドフラワー」：二人の双子が母親への思いを音楽で重ね合わせる感動的なナンバー。
- 「花歌」：双子の関係性が響き合うキー楽曲で、観客の記憶に残ることでしょう。

製作発表の内容

この製作発表には、原作映画の主演を務めた電脳少女シロからの映像メッセージも寄せられました。会場の空気は高揚し、キャストやクリエイター陣への期待が膨らむ瞬間でした。また、公式YouTubeでは楽曲の歌唱動画も公開されています。

チケット情報

チケットはホリプロステージにて販売中で、一般発売は既に開始しています。料金は全席指定で9,500円、20歳以下の学生向けの割引チケットもあるため、幅広い年齢層の観客が楽しめる設計になっています。特別企画として初日公演にはオリジナルステッカーのプレゼントや、アフタートークの開催も予定されています。

ミュージカル『白爪草』は、2026年の新たなエンターテインメントの幕開けとなることでしょう。心に響く音楽と心理的なサスペンスが交かり合うこの作品を、ぜひ観に行ってみてはいかがでしょうか。公式SNSでの情報更新もお見逃しなく！