新たな繊維の拠点
2025-03-25 14:50:52

繊維業界の未来を切り開く「KAJI FACTORY PARK」2025年開業

繊維業界の新たな未来を探求する「KAJI FACTORY PARK」



2025年4月10日、石川県かほく市に、繊維業界の新しいカタチを提供する「KAJI FACTORY PARK」がオープンします。この施設は、カジグループの代表取締役社長である梶政隆氏が掲げる「日本の繊維を元気にしたい」という思いを反映したもので、地域資源や技術が集結する場所となります。

「KAJI FACTORY PARK」は、日本最大級の産業観光施設として、訪れる人々に繊維の魅力を肌で感じてもらえるよう設計されています。工場内部の見学を通じて、生地がどうやって私たちの日常を支えているのか、その制作過程を身近に体験することができます。

ファクトリーツアーでは、糸加工から織物、編物までの一環生産が見学でき、実際の製造現場を目の当たりにすることで、繊維業界の職人たちの熱意や技術を感じることができる貴重な機会となります。

また、施設内にはカジグループのブランド「TO&FRO」や「K-3B」の旗艦店も併設され、地域のものづくりや特産に特化したセレクトショップ、さらには地元食材を活かしたレストランもオープンします。これにより、訪れる人々は、買い物や食事を通じて、地元の生産者や技術者との絆を深めることができるでしょう。

歴史と未来の交差点



北陸地域は豊かな水資源に恵まれ、江戸時代から織物製造業が盛んでした。特に、湿潤な気候は合成繊維の生産において大きな利点となり、今や日本三大繊維産地の一つとしてその名を馳せています。しかし、近年の国内市場では繊維業界全体が減少している厳しい現実が存在します。このような状況下で、カジグループは「KAJI FACTORY PARK」を通じて、繊維の新たな可能性を広げ、地域経済や産業を活性化させることを目指しています。

ビジョンの実現に向けた取り組み



「KAJI FACTORY PARK」は、単に工場や施設ではなく、地方創生を背景にした産業観光の新たなハブであり、異業種や地域の方々が集い、共に新たな価値を創造する場でもあります。多様な人々が集うことで、ポジティブでイノベーティブな取り組みを引き出すことが期待されています。

地域経済への寄与として、特に石川県や能登エリアの活性化を狙い、地域のGDP向上にも力を入れる方針です。カジグループは、地域資源や技術を活用しながら、持続可能な形での産業育成を図っています。

施設概要と魅力



「KAJI FACTORY PARK」の敷地面積は約43,787㎡、延床面積は約11,219㎡(地上2階建て)。開業は2025年4月10日で、開館時間は11:00から18:00までとなっています。入館料は無料ですが、一部の施設では別途料金が必要です。

施設内では、工場見学の他にも、「TO&FRO」や「K-3B」の商品の購入が可能な旗艦店、北陸地域の特産品を取り扱うセレクトショップ、地域の食材を使ったレストラン「79 KITCHEN」、さらに織物体験ができるワークショップなど、多彩なプログラムが用意されています。

アートと自然が融合する空間



地域やものづくりの魅力を発信するため、施設内にはパブリックアートやガーデンが設けられ、訪れた人々に癒しの場を提供します。春になると、79本の桜が咲き誇り、美しい光景を楽しむことができることでしょう。

KAJI FACTORY PARKは、ただの見学や買い物の場ではなく、地域の未来を切り開く新たな拠点として期待されています。繊維の力を信じ、地域との絆を深めていくこの挑戦を、ぜひ一緒に楽しみ、体験してください。


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