劇団サードクォーターが描く歴史の一ページ『昭和の絵本』
2025年12月6日、埼玉県さいたま市の彩の国さいたま芸術劇場小ホールで、NPO法人劇団サードクォーターの代表作『昭和の絵本』が再演されます。この作品は、劇団創立35周年を祝し、戦後80周年の節目を迎えた特別な意味を持つ一幕です。実に10年ぶりとなる今回の再演では、劇団員やオーディションで選ばれた才能あるキャストが集結し、深い人間ドラマを描き出します。
本作のあらすじは、特攻隊に志願した4人の青年たちが中心です。彼らは、戦火に直面し、命や愛を毀損し屈折した思いを持っています。特に、空を飛ぶことへの夢や、愛する人への遺書を書くことを通じて、戦争や人生の意味を問い直していく姿が描かれています。彼らが直面する現実の厳しさは、観客の心に深く響き、考えさせられる要素が満載です。
 物語の背景とテーマ
この作品の強みは、重厚なテーマ設定にあります。時代背景である戦後の日本を舞台に、未成年の若者たちがどのように自らの運命と向き合うかを考察します。特に彼らの出会いや交流を通じて、希望や未来に対する葛藤が深まります。これにより、観客は自分自身の価値観を見つめ直すきっかけを得ることができます。
 特別なキャストとしての魅力
再演では、熟練した劇団員たちに加え、新たに選抜された若手キャストも参加します。具体的には、大神田規允、聡美杏、榎本淳などの多彩な才能が揃い、演者としての強化が図られています。彼らの演技は、青春の輝きと戦争の厳しさを同時に感じさせ、ワクワク感と緊張感を両立させます。
 チケット情報
『昭和の絵本』のチケットは、カンフェティを通じて購入可能で、一般は3,000円、高校生以下は2,000円と設定されています。さらに、特典付き前売券もあり、オリジナルTシャツが付く5,500円のプランも魅力です。カンフェティの会員特典として、通常のチケットが1,000円割引される特典も用意されていますので、お得に観劇を楽しむことができます。
 劇団サードクォーターの理念
劇団サードクォーターは、演劇を通じて地域に密着した活動に取り組む団体です。演技に留まらず、地域の教育機関への表現指導やワークショップなど多角的に活動を展開しています。観客にとっては、ただの観劇ではなく、心を豊かにする体験ができるのが魅力です。演劇で地元を豊かにするという理念のもとに、観客はもちろん、未来の演劇の担い手育成にも注力しています。
この年の節目に、深いメッセージを秘めた『昭和の絵本』をぜひご覧ください。チケットはもう販売中ですので、早めのご予約をお薦めします。心に響く感動の舞台をお楽しみに!
 
 
 
 
 
