詐欺防止落語で家族を守る!
近年、特殊詐欺が全国で横行する中、千葉県出身の落語家であり、SOS47特別防犯支援官でもある吉原朝馬氏が、落語を通じて詐欺防止の重要性を啓発するイベントが開催されました。この催しは、千葉県での障害者社会参加推進講座の一環として行われ、参加者は吉原支援官のユーモラスな語り口と鋭いメッセージに耳を傾けました。
特殊詐欺の怖さを伝える落語
吉原支援官は「詐欺に喝(勝つ)!」というタイトルの落語を披露し、特殊詐欺の手口や被害の実態を分かりやすく説明しました。「詐欺は1本の電話から始まります」との言葉に続き、詐欺師が使う「ドキッ」とさせる手口を披露。相手を喜ばせたり、驚かせたりすることで油断させ、その後に金銭の話が持ち出されることが多いと指摘しました。
会場は笑いに包まれながらも、詐欺の具体的な手口について話が進むにつれて、参加者からは真剣な眼差しが見られ、頷く姿が多く見受けられました。このような知識が、詐欺被害防止への一歩につながることを期待しています。
国際電話詐欺に対する警告
吉原支援官は特に国際電話を利用した詐欺の増加に警鐘を鳴らしました。国際電話には「+1」などの国番号がついており、これらの電話を受けることで不要なトラブルが生じる可能性があります。支援官は、各参加者に国際電話の着信を拒否するための申込書を記入するように呼びかけ、「家に帰ると忘れてしまうから、今この場で手続きをしましょう」と促しました。
家族の絆が詐欺を防ぐ
さらに、「家族の絆で詐欺に勝つ!」というメッセージを力強く伝え、家庭内で詐欺について話し合うことの大切さを強調しました。詐欺は、一人で悩むのではなく、家族で共に考え、対策を講じることで被害を最小限に食い止めることができると訴えました。
次回への期待
今回の催しでは、吉原朝馬支援官による落語を通じて詐欺の恐怖を知り、家族とのコミュニケーションを深めるきっかけを得られた参加者たち。その手法のユニークさと普及活動の重要性に改めて認識を深めることができました。これからもこのような啓発活動が続き、多くの方が詐欺の手口を理解することで、防犯意識が高まることを願っています。
国際電話の利用休止申請
国際電話の利用休止に関する問い合わせは、国際電話不取扱受付センター(0120-210364)へ。詳細は、
こちらのWEBサイトからも確認できます。
開催概要
- - 催事名: 千葉県障害者社会参加推進講座
- - 実施日: 2025年1月23日(木)
- - 実施会場: オークラ千葉ホテル
- - 出席者: SOS47 吉原朝馬 特別防犯支援官