ランニング市場の変革を探る!
2025年のスポーツ特集「ラン&フィットネス」が登場し、国内外のランニングマーケットに熱い視線が寄せられています。3月2日には、東京マラソンにおいて約3万8000人が出走予定なので、多くの人々がランニングに意識を向けることでしょう。特集では、2017年にナイキの厚底シューズが話題になって以来、各社が技術革新を競い合っている状況を深く掘り下げました。
ランニング市場は、ナイキ一強から、アディダス、アシックス、プーマ、オンといった企業が猛烈な競争を繰り広げる時代へと突入しています。特にアディダスが25年の箱根駅伝を席巻した背景には、なんと8万円を超えるシューズの開発があるそうです。これからも、各ブランドの技術と革新が市場をけん引することでしょう。
さらに、コロナ後のアメリカ・ニューヨークでは、特に若い世代を中心にランニングブームが巻き起こっています。新たなランニングクラブが次々と誕生し、市民の趣味として盛んになっている現状を、米「WWD」のウェルネス担当記者が報告しています。中国でも、都市部のホワイトカラー層がランニングを趣味とし、全土で約3億人ものランナーが存在すると推計されています。そんな中、先日の丸亀ハーフマラソンで大迫傑選手が履いていた「Xtep」という中国のスポーツブランドにも注目が集まっています。
マーク・ジェイコブスの独占インタビュー
特集内で忘れてはならないのが、米国人デザイナー、マーク・ジェイコブスの19年ぶりの来日についてのインタビューです。創作や現代のラグジュアリーについての熱い思いを語り、彼の最近のお気に入りである長い付け爪が主張するポートレートも印象的です。
また、毎号人気の「ファッション&ビューティパトロール」では、2月24日を「月光仮面の日」と称して、「あなたのヒーローは誰ですか?」とのテーマで、ヒロが名前に入る業界人に問いかけています。デザイナーの三原康“裕”さんや「キディル」の末安“弘”明さんが挙げたヒーローとは一体誰なのか、紙面で確かめてみてください。
プライベートブランドの新展開
さらに、ビューティ付録では「ドラッグ・バラエティーストアのプライベートブランド」特集も展開しています。ドラッグストアの市場規模は過去5年間で継続的に成長し、2023年には9兆円を突破しました。これは、ドラッグストアが私たちの日常的なニーズを満たしていることの証です。
業界内では、ウエルシアやマツモトキヨシ、トモズなどが独自のプライベートブランドを強化しており、特集に登場します。特に、ウエルシアは売上げ規模1位を誇り、マツモトキヨシはデータ分析に基づいたPB戦略で先行しています。他にも、ハンズやロフト、プラザなどが新たな取り組みを進めている姿勢も見逃せません。
定例連載の「マーケットリポート」では、花王のヘアケアブランド「ジアンサー」やMTGの「リファ」の最新の商況を取り上げ、今注目の美容師インタビューでは「グリコ」のエザキヨシタカ代表がビンテージショップについて語っています。
私たちが知っておくべき最新の動きが続々と詰まったこの特集。ランニングをテーマにした市場の変革、そしてファッションやビューティの新たな潮流をお見逃しなく!