戦後から続く伝説のテーラー、80周年を機に新たな挑戦を発表
1946年、東京・赤坂で創業したテイラーアンドクロース株式会社は、戦後の復興期から80年の歴史を誇ります。創業者である隅谷太郎は、吉田茂首相やマッカーサー元帥のスーツを手がけた実績を持ち、三代にわたってその技術と精神を受け継いできました。
創業80周年を祝って、新たな挑戦が始まる
今回、創業80周年に合わせて、次代の日本の服づくりを発信する「80th / 10th ANNIVERSARY PROJECT」がスタート。第一弾の商品として、特別な2WAYストレッチ素材を使った「NEW LUX」が発表されました。この新たな素材は、編物用の柔らかな糸を日本の織り・縫製技術で仕立てたもので、不揃いな糸使いから得られるしなやかさと、織物ならではの端正な仕立てを兼ね備えています。
JAPAN TAILORINGの真髄
AUXCAが提唱するラグジュアリーの本質は、服そのものを誇示するのではなく、着る人の個性や生き方、内面的な魅力を引き立てることです。「本物の素材と仕立てが、着る人自身が素敵に魅える」とし、その精神が「JAPAN TAILORING」の根幹をなしています。
過去を返顧し、未来を見据える
1946年に始まったテイラーアンドクロースの歩みは、過去の偉大なテーラー達からの学びと、時代の変化に柔軟に対応してきた結果によるものです。戦後からの既製服の拡大の中、国内職人が減少しつつある現在でも、一着の服が持つ素材やデザインの価値を後世に繋げていくことが、彼らの使命であると強く感じています。
現在のテイラーリングとその思想
初代の隅谷太郎が築いた技術を受け継いだ二代目・隅谷譲司は、デザインの幅を広げ、独自の表現を加えました。そして三代目・隅谷彰宏は、AUXCAブランドを創設し、日本の美意識を追究しています。2026年には、これまでの技術や思想を集大成して、新しい挑戦を始める計画です。
NEW LUXの魅力
新素材「NEW LUX」は、次のような特徴あります:
1. 本来のジャージー用の柔らかな糸を織りなしの新たな生地へ、
2. カシミヤ5%とシルク5%を混紡したことで生まれた、滑らかな質感。
3. 国内工場による立体縫製により、柔らかな生地を品格のあるラインへ。
4. 軽やかで動きやすい設計が、ビジネスや日常使いにも最適。
これらの特徴を持つ「NEW LUX」は、2026年9月よりAUXCA直営店や伊勢丹新宿本店で展開される予定です。価格は11万円から22万円と、優れた品質を持ちながらも手の届きやすい価格設定です。
日本の美意識を伝える
今後1年間にわたり、「80th / 10th ANNIVERSARY PROJECT」を通じて、日本の職人との協力、アーカイブの公開、JAPAN TAILORINGの思想を世界に伝えるための活動が展開される予定です。これにより、独自のテーラリング文化を更に広めることが期待されています。
まとめ
社長の隅谷彰宏は、「着る人の本質が引き立つ仕立てを追究する」と述べ、今後の展望に希望を寄せています。80年の歴史を背負ったテーラーアンドクロースは、次世代の日本のテーラリングスタイルを切り開くべく動き始めています。これからの1年は、彼らにとって新たな時代の到来となることでしょう。