クエストリー資金調達
2025-06-20 11:06:22

株式会社クエストリー、プレシリーズAで2.6億円調達し日本コンテンツを革新

株式会社クエストリーは、東京都目黒区に本社を構え、日本のコンテンツ産業の未来に挑む企業です。最近、同社はプレシリーズAラウンドにおいて、Brand New Retail Initiative Fund、Blizzard the Avalanche Fund、そしてTIS株式会社から2.6億円を調達したことを発表しました。この調達は、日本のコンテンツを世界に広げる新たな「直接金融」の枠組みづくりに向けた重要な一歩だと位置付けられています。

クエストリーのスローガン「日本のコンテンツを金融の力で世界一に」は、彼らのビジョンを明確に示しています。日本のコンテンツ産業は、これまで資金調達の課題に直面してきましたが、クエストリーはこの問題を解決するために、エンターテインメント特化型の金融モデルを構築しています。この新しい仕組みを通じて、地元のプロデューサーやクリエイターと連携し、コンテンツの企画から運営まで深く関与することで、グローバルファンや投資家にとって魅力的なコンテンツを提供し、その収益性を最大化しようとしています。

特に注目すべきは、ブロックチェーン技術を活用することで、国境を越えた投資を容易にするという彼らの取り組みです。これにより、国際的な投資家層にもっと透明性のある方法でアクセスできるようになり、日本のコンテンツの国際競争力を高めることが可能になります。

今回の資金調達で得た資金は、主に2つの事業領域に活用される予定です。一つはコンテンツ事業の強化で、原作許諾やビジネスの企画・管理を進めるための基盤を整えます。もう一つはデジタル金融事業の強化で、第一種金融商品取引業のライセンス取得に向けた準備を進め、コンテンツファイナンスの設計やファンドの組成に注力します。

投資家からのコメントも寄せられています。Brand New Retail Initiative Fundの池浩太郎氏は、クエストリーのビジョンに感銘を受け、今回の資金調達に参画した理由を語りました。彼は「コンテンツ産業の持続的な発展を支える新たな直接金融の仕組みの構築」という夢に惹かれたと述べ、Questryの挑戦を全力で支援する考えを示しています。

AvalancheのLydia Chiu氏は、クエストリーが日本のコンテンツと新たな世代のグローバル投資家をつなぐ重要な役割を果たしていると強調しました。彼女は、文化的な資産が金融イノベーションと出会う方法についてのビジョンを称賛し、クエストリーの取り組みを楽しみにしていると語っています。

TIS株式会社の武石直紀氏も、国内コンテンツ産業における資金の流れの不足が大きな課題であることに言及し、幅広い投資家が直接支援できる新しい資金調達の方法が必要であると強調しました。このような新たなエコシステムの構築に向けて、クエストリーとの連携を進めていく考えを示しています。

株式会社クエストリーは、2022年に設立され、コンテンツ事業の企画・運営やデジタル証券基盤の拡大に注力しています。代表を務める伊部智信氏は、約4億0900万円の資本金を活かし、今後もの日本のコンテンツ産業の成長に寄与していく意向を示しています。クエストリーの取り組みは、今後の日本のコンテンツ産業を支える一翼となることが期待されています。エンターテインメントの未来を切り開く彼らの挑戦に注目が集まります。


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