港区と佐賀県の連携が生んだ演劇の魅力
東京都港区で、佐賀県と連携した感動的な演劇が上演されることが決定しました。この演劇「80年目のアンコール~きみの未来に、ハナマルを~」は、佐賀県立佐賀東高等学校の演劇部と港区立六本木中学校のダンス部が一堂に会する特別なプロジェクトです。両者は、平成31年の高輪築堤跡の発見をきっかけに、地域の活性化を目指して相互に協力する取り組みを続けてきました。令和6年3月には、新たに「お台場・高輪築堤がつなぐ佐賀県と港区との連携宣言」を行い、より一層絆を深めることを目指しています。
この演劇は、港区の区政80周年を記念した作品で、80年の時を経て、佐賀県と港区に住む少女たちの夢が結びつくストーリーが描かれています。昨年度に引き続き行われるこの公演では、新たに書き下ろされたオリジナル脚本が本公演の魅力をさらに引き立てています。進化した演劇の舞台裏には、高校生と中学生のコラボという新しい試みがあるのです。
物語のあらすじ
「港区80周年記念公演」としての舞台が設けられた背景には、昨年まで大活躍を続けていた佐賀東高校の公式アイドル「E-Start→」があります。しかし、グループのメンバーは皆卒業し、残されたのは衣裳係を担当していた17歳の丸井華(まるい はな)だけ。焦った顧問の教師は、個性豊かな生徒たちを強制的にグループに加入させ、新たな即席アイドルグループ「E-MINATO Dreams」が誕生します。初めはぎこちない稽古が続く中、華は自ら退部を申し出ますが、そんな彼女に運命の出会いが待っています。
一方、学校を訪れた県庁の職員、矢部ハルナは、80年前に書かれた少女・八代ハナの人生の記録が記された日記を持参します。この日記は、港区が誕生した当時の17歳の夢や希望が綴られており、華とハナの運命が交差する瞬間が描かれています。80年の時を超えた二人の物語が、いかにして現代の彼女たちに影響を与えるのか、深いテーマが盛り込まれた青春ミュージカルです。
公演情報
公演は、令和8年8月23日(日曜)に高輪区民センター区民ホールで開催されます。第1部は午後1時30分から、第2部は午後4時30分から、それぞれ全く同じ内容で行われます。定員は各回200名と限られており、参加は先着順で無料となっています。期待されるのは、高校生と中学生のコラボレーションによるパフォーマンスです。演出には、佐賀東高校の演劇部出身である「いやどみ☆こ~せい」が関与しています。
パネル展の開催
また、公演に合わせて区立高輪図書館では、佐賀県と港区のつながりを紹介するパネル展も実施されています。展示は令和8年9月16日(水曜)まで行われ、館内は港区の誕生という歴史的背景に触れる貴重な機会となるでしょう。場所は、港区高輪一丁目の高輪コミュニティーぷらざの3・4階です。
港区と佐賀県、世代や地域を超えた夢のつながり。ぜひともこの舞台をお見逃しなく。観客としての参加も、きっと未来を変える一歩になるはずです。