ポール・スミスとバブアーが描く新たなカントリースタイルの世界

2025年10月1日（水）、ポール・スミスとバブアーの新しいコレクション「Paul Smith Loves Barbour」が発売される。このコレクションは、英国のカントリーショーからインスパイアを受けたもので、両ブランドの想像力豊かなデザインが融合している。

コレクションの主要商品であるバブアーの《Bedale（ビデイル）》ジャケットには、ポール・スミスのアイコニックなストライプをあしらったパッチワークと、カラーブロック仕様が施され、サイズはメンズ・ウィメンズ向けに展開される。さらに、ロング丈の《Border（ボーダー）》コートや、ショート丈の《Transport（トランスポート）》ジャケットもラインアップに加わり、特に注目のアイテムとなっている。これらのジャケットには、独自性を持たせるために様々なシャツ柄を使用したライナーベストが使用されており、ユニークなデザインが特徴だ。

加えて、ネップ糸で編まれたざっくりとしたニットは、ワックスドジャケットのインナーとしても最適であり、機能性とファッション性が見事に融合している。また、雨の日に欠かせないバケットハットやレインブーツは、ワックスドコットンで作られており、どんな天候でもスタイリッシュな装いを実現する。

特筆すべきは、エナメルピンバッジがポール・スミス流でアレンジされている点である。グリーンのオウムやロゼット、またフリージアン牛をモチーフにしたバッジが、帽子やジャケットの襟元を個性的に飾る。

バブアーメンズウェア・フットウェア＆アクセサリーディレクターのイアン・バーギン氏は、「サー・ポールが持つ独特のウィットが、このコレクションにも随所に表れています」と述べ、作品の美しさや隠れたディテール、遊び心のアプローチがバブアーの機能性とスタイルにうまく組み合わさっていると強調している。彼らのこの新たなコレクションには、両ブランドの特徴がふんだんに表れており、その仕上がりには非常に満足していると語っている。

発売日に合わせて、渋谷スクランブルスクエアにて10月1日（水）から11月3日（月）までの期間、ポール・スミスとバブアーのコレクションに特化した期間限定ショップがオープンする。さらに、10月3日（金）には、大阪のポール・スミス店舗においてローンチパーティーが行われ、特別な空間でのケータリングやDJパフォーマンスが楽しめる。

また、ポール・スミスとバブアーのコラボレーションを記念して、アイルランドの映画監督レオン・ウォードによる映像作品『Paul and Baz.』が公開される。『ポールとバズ』と名付けられたこの映像は、両ブランドのユニークなストーリーを描いており、遊び心のあるコンセプトがテーマとなっている。英国のカントリーショーを舞台にしたこのプロジェクトは、両ブランドの新たな魅力を明らかにするものであり、コレクションへの期待が高まるばかりだ。

バブアーは1894年に創業され、英国の伝統に根ざしたライフスタイルブランド。高い機能性を持つアウターウェアは多くの人々に親しまれ、王族や貴族にも愛用者が多い。また、ポール・スミスは創造性と好奇心を大切にし、その独特のデザインやコラボレーションが世界中で評価されている。両者が手を組むことで、カントリースタイルの新たな解釈が誕生し、ファッションシーンに新たな風を吹き込むこととなるだろう。今後も両ブランドの動向に注目していきたい。

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