日本初上映『蒙古馬を殺す』の魅力
2025年3月17日と23日に開催される「第20回大阪アジアン映画祭」にて、チアン・シャオシュエン監督の話題作『蒙古馬を殺す』が特別上映されることが決定しました。この作品は、釜山国際映画祭でのスリリングな体験を経て、待望の日本初上映となります。さらに、23日の上映後には監督自身によるQ&Aセッションも予定されています。
映画の概要
『蒙古馬を殺す』(原題:To Kill a Mongolian Horse)は、世界的に評価される映画祭で数々の賞を受賞した意欲作です。2024年のベネチア国際映画祭ではオーサーズ・アンダー40賞の監督・脚本賞を受賞。映画はマレーシア、香港、アメリカ、韓国、日本、タイの制作による98分の作品で、主にモンゴル語と中国語が使用されています。作品は、モンゴルと中国の国境近くに住む人々の現実を描き、熱い想いが込められたものです。
あらすじ
主人公のサイナは、モンゴルの騎手から文化パフォーマーへと転身を果たします。昼間は牧場での仕事、夜は馬上でのパフォーマンスを行うサイナ。しかし、彼の生活は次第に厳しくなり、気候変動が牧畜業に直面する危機をもたらします。都市へ移住したモンゴル族の人々の生きざまが、リアルに描かれています。
監督・チアン・シャオシュエンのビジョン
内モンゴル出身のチアン監督は、ニューヨーク大学で映画を学び、短編映画でも多くの賞を受賞してきました。彼の作品には、モンゴル体験や自身の友人から得たインスピレーションが色濃く反映されています。『蒙古馬を殺す』は、彼の友人が経験した実話に基づいており、男らしさや民族アイデンティティを描く新たな試みです。
「この映画は、パフォーマンスの裏に隠れた驚異的な現実と、パフォーマーたちが抱える苦悩を映し出しています」と監督は語ります。パフォーマンスの華やかさと、普段の生活との対比によって、観客は深い感動を得ることでしょう。
上映の詳細
【上映日時】
- - 3月17日(月):9:45(テアトル梅田 シネマ4)
- - 3月23日(日):17:50(テアトル梅田 シネマ4)
特に3月23日の上映後には、チアン監督と観客との直接対話が用意されているため、作品の理解を深める絶好の機会です。この特別な日をお見逃しなく!
チケット情報
チケット購入は各種プレイガイドから可能です。大阪アジアン映画祭の公式サイトで、詳細をチェックしてみてください。
映画や監督の世界観に触れ、深い感動を味わうことができる『蒙古馬を殺す』をお楽しみに!