グランドセイコーの新境地、Tokyo Lion Tentagraph
セイコーウオッチ株式会社が誇るブランド、グランドセイコーが新たな機械式クロノグラフ、
「Tokyo Lion Tentagraph」の発売を発表しました。この時計は、2025年に登場し、獅子をデザインソースとして威風堂々たる姿を表現しています。発売予定日は8月8日、希望小売価格は2,310,000円(税込)で、期待が高まります。
獅子の象徴と洗練された技術
グランドセイコーは1960年に設立以来、腕時計の真髄を追求し、常に進化を続けています。「百獣の王」として知られる獅子をシンボルに取り入れ、腕時計の最高峰を目指しています。
Tokyo Lion Tentagraphもその理念を反映しており、デザインには獅子の持つ威厳や優雅さがしっかりと落とし込まれています。特に新開発のメカニカルクロノグラフムーブメント「テンタグラフ」が特徴で、その精度やエネルギー効率には定評があります。
ケースデザインと素材
まず目を引くのは、そのケースフォルムです。獅子の姿を模して威風堂々たる印象を与えています。ケースには、グランドセイコー独自の先進素材である
ブリリアントハードチタンが採用されています。この素材は、傷に強く、従来のステンレススチールの約2倍の硬さを持っています。その仕上がりは、熟練の職人による繊細な研磨により、上品な光沢を放ちます。
操作性とデザインの工夫
ストップウオッチ機能のプッシュボタンは、操作のしやすさを追求した力強いフォルムにアップデートされており、さらに確実な操作性を実現しています。また、ダイヤルデザインにも工夫が施されており、獅子のたてがみが風になびく姿を模した有機的な模様が描かれています。このダイヤルは、視認性が高く、計測結果を容易に確認できるよう設計されています。
さらに、多面体のインデックスは、ダイヤカットで美しく輝き、夜間でも視認性を確保しています。このような細部への配慮が、製品全体の完成度を高めています。
着けやすさを追求したストラップ
新たに開発されたラバーストラップは、シリコンストラップの耐久性をしのぐ2倍以上の引っ張り強度を持ち、着け心地も抜群です。裏側には獅子の肉球を模した突起があり、そのデザインは愛嬌を感じさせながらも機能美を追求しています。ストラップと裏ぶたのカーブによって、体にしっかりとはまり、快適なフィット感を実現しています。
高精度を誇るムーブメント
「テンタグラフ」は、2020年に発表されたハイビートキャリバー9SA5に基づいて開発されたもので、毎秒10振動の安定した精度を供給します。このムーブメントは、クロノグラフ機能が作動していても最大約72時間の駆動を実現しており、デュアルインパルス脱進機により、エネルギー効率の向上も図られています。
また、ステップバイステップで時計の動作を制御するピラーホイールを採用し、計測精度の向上に寄与しています。リセット時には心地良いクリックと共に針をゼロ位置に戻す独自の三叉ハンマーも、使いやすさに貢献しています。
まとめ
グランドセイコーは、腕時計の本質、こだわり、そして美しさを追求してきたブランドです。最新の「Tokyo Lion Tentagraph」は、その全てを集約した一品となるでしょう。高性能と洗練されたデザイン、そして獅子の威厳を感じることができるこの時計は、世界中の時計愛好者の心を掴むこと間違いなしです。新しいクロノグラフの登場に、ぜひご注目ください。