国立劇場おきなわでは、10月に2つの自主公演が行われます。第一部では琉球舞踊が披露され、第二部では組踊「西南敵討」がお楽しみいただけます。「西南敵討」は、特に名護市宮里でのみ保存されている貴重な作品です。この物語では、突然の襲撃により親を失った二人の若按司が、その復讐を誓い、かつての家臣たちと共に行動を起こす姿が描かれています。劇中にはその情景を彩る見どころがたくさん用意されていますので、ぜひご覧いただきたいと思います。
公演は令和7年10月18日(土)午後2時から始まり、国立劇場おきなわ大劇場で行われます。チケット料金は一般3700円、友の会会員は2960円、大学生等は2000円、さらに3歳以上の高校生以下は1000円というお手頃価格で、幅広い年齢層の方が楽しめる内容となっています。
また、月末には沖縄芝居観賞教室として「怪猫伝化け猫〜山田祝女殿内〜」を上演します。この公演は第一部で喜歌劇「馬山川」、舞踊「仲里節」、喜劇「高等数学」といった多彩な演目が予定されており、第二部では沖縄芝居として「怪猫伝化け猫」が金城真次の演出によりお届けされます。こちらも初めて観る方でも楽しめる内容が盛りだくさんです。
なお、10月30日(木)と31日(金)は学校団体の観賞があるため、一般のお客様向けの販売は行いませんが、11月1日(土)は一般販売がスタートします。上演時刻は全日10時30分からで、1日はさらに午後2時からも公演があります。チケットは一般2500円、団体での参加は2000円、大学生等は2000円、そして高校生以下も1000円で観賞可能です。
沖縄の伝統文化を体験できる絶好のチャンスですので、ぜひこの機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。豊かな沖縄文化を感じられる時間を、皆様にお届けしたいと思います。詳細な公演情報は公式サイトからご覧いただけますので、ご確認ください。