連動作業服誕生
2025-01-07 11:43:30

理研計器とミドリ安全が安全を守る連動作業服を発表

新たな安全管理の形



2025年3月、理研計器株式会社とミドリ安全株式会社が共同で開発した革新的なファン付き作業服が市場に登場します。この製品は、特に危険な作業環境において作業者の安全性を飛躍的に向上させることを目的としています。

製品の特長


今回のファン付き作業服は、理研計器のBluetoothを搭載した国内初のガス検知器「GX-3R Pro」と、ミドリ安全の「クールファン」シリーズとの連携により作られています。その最大の特長は、ガス検知器が危険を感知すると自動的にファンの動作を停止させることで、作業者をガス爆発の危険から守る点です。これにより、作業現場でのリスクを未然に防ぎ、安全な作業環境を構築することが可能になります。

改善された作業環境


近年、爆発事故が多発する中、労働災害の発生率も増加しています。厚生労働省の発表によると、年間700件以上の爆発が発生しており、事故の死亡率は非常に高いというデータもあります。したがって、この新しい作業服はそのような緊急事態に備えた設計となっています。防爆認証を取得している「クールファンEP」に続き、今度は防爆エリア外での安全性を確保するために設計されたのです。

製品ラインアップと開発の経緯


ミドリ安全の「クールファン」シリーズには、用途に応じた3種類が揃っており、2024年4月には「クールファンEP」に防爆認証を取得しました。この製品はLPガス事業者やプラント検査業者などから高い評価を受け、瞬く間に完売となりました。この成功を踏まえ、標準仕様の「クールファン レギュラー」に連動機能を追加する形で新製品が開発されたのです。

共同開発の背景


両社の共同開発は、互いの技術力と市場での経験を活かし、より安全性を追求するためのものです。ミドリ安全は、産業用安全用品の国内トップシェアを持ち、理研計器は約70%の国内シェアを誇るガス検知器メーカーです。この二社が手を組むことで、両者の強みを最大限に活用した製品が誕生しました。

安全性を大切に


今回の作業服は、標準「クールファン」とのケーブル交換だけで互換性があり、設置も容易です。また、Bluetoothを使った自動接続機能や簡易ペアリング機能により、利便性も高められています。さらに、ガス検知器が作動した際には警報が鳴る仕組みも具備しており、安全性を一層高めています。対応製品には、2025年2月発売予定の新型も含まれています。

未来への展望


今後、ミドリ安全は作業者の安全と快適性を第一に考え、革新的な製品を市場に提供し続けることを約束します。製品の詳細や最新情報については、プレスリリースや公式ウェブサイトで確認できます。この新しいファン付き作業服がどのように作業現場の安全性を向上させていくのか、今から期待が高まります。


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