銭湯広告に新たな風『ふろマド』が実証実験に参画！

銭湯広告に新たな風『ふろマド』の実証実験参画

2024年に誕生した『ふろマド』が、広告の世界に革新をもたらしています。この革命的なサービスは、銭湯やスーパー銭湯、さらにはサウナ施設に特化したデジタルサイネージメディアです。脱衣所や待合スペースに映像広告を設置し、視覚的に強い訴求力を発揮しながら、銭湯利用者の注目を引くことを目的としています。さらに、収益の一部を銭湯に還元することで、伝統的な銭湯文化の維持と経営支援に貢献している点が特色です。

『ふろマド』の取り組み

最近、『ふろマド』は一般社団法人政策広報DX協会が進める「政治広告政策広報のデジタルサイネージ活用に関する実証実験」に参加しました。背景には、若年層の投票率低下という社会的な課題があります。SNSやYouTubeが情報発信の主流となる中、フェイクニュースの影響やエコーチェンバー現象も懸念されています。このような時代に、『ふろマド』は、日常生活の中で政治情報を発信する新たな手法として注目されているのです。

実証実験の目的

6月10日から16日にかけて、東京都議選の告示日前後に実施されるこの実証実験では、ファミリーマートの電子看板や銭湯などに設置されたデジタルサイネージでの情報配信が検討されています。この取り組みを通じて、政治広告の透明性や信頼性を高め、より多くの人に選挙への関心を持ってもらうことが目的です。各政党が広告出稿を行った後、政策広報DX協会と専門家が広告の審査を行い、適切なメディアに掲載されます。

温浴施設への取り組み支援

『ふろマド』は、デジタルサイネージの設置に協力いただいた温浴施設にも、協力金を支払う制度を設けています。これは、新たな収益源としての機会を提供し、施設側にもメリットをもたらす試みです。また、広告主に対しては、銭湯内の特定の場所で高いリーチが期待できるため、ターゲット層への効果的なアプローチを実現しています。特に、脱衣所のドライヤー近くに設置された広告は、相互作用を生み出し、効果的なプロモーションが可能です。

今後の展望

『ふろマド』は、これまでの大阪エリアから東京エリアも網羅するよう事業を拡大しています。さらに全国の中核都市への導入を進め、地域密着型の広告プラットフォームとして成長を目指しています。地域コミュニティとの協力を進めることで、銭湯の利用促進や地域イベントの企画など、多様な価値提供を計画しています。銭湯の歴史と文化を尊重しつつ、新たなサービスとして地域の橋渡しを行う役割を果たすことが期待されています。