『海に眠るダイヤモンド』の完全版シナリオ本が発売決定！

壮大なドラマが形を変えて登場

脚本家・野木亜紀子の名作ドラマ「海に眠るダイヤモンド」の完全版シナリオブックが、ついに10月2日に発売されます。このシナリオブックは、制作秘話やカットされたシーンなど、内容が豊富で非常に豪華な一冊です。

「海に眠るダイヤモンド」は、かつて炭鉱の島として栄えた長崎県・端島と、現代の東京を舞台にしたヒューマンラブエンターテインメントです。昭和の経済成長期から70年にわたる愛、友情、家族の物語が描かれ、放送のたびに視聴者の心を掴んで離さなかった作品です。野木亜紀子さんが手掛けたシナリオは、多くの人々に感動を与え、SNSでも大きな話題を呼びました。

この完全版シナリオブックには、放送に含まれなかったシーンも盛り込まれています。特に注目すべきは、著者の野木亜紀子による4万字を超える「あとがき」です。制作の裏側やキャラクターに込めた思いなど、貴重な情報がぎっしり詰まっています。また、野木さんと塚原あゆ子監督、新井順子プロデューサーとの座談会も収録されており、作品への情熱や制作過程を知ることができます。

さらに、特別にシナリオブック用に書き下ろした鉄平と賢将のエキサイティングなワンシーンも含まれています。これまでにない視点からドラマを楽しむことができる一冊なのです。また、リアルな1950年代の端島を作り上げたCGチームの制作舞台裏も紹介されており、製作の苦労やその成果に触れられることができます。

野木亜紀子の脚本家としての経歴

野木亜紀子は、2010年にフジテレビヤングシナリオ大賞を受賞し脚本家としてデビューしました。その後、「アンナチュラル」では芸術選奨文部科学大臣新人賞、「獣になれない私たち」で向田邦子賞を受賞し、さらに最新作「ラストマイル」では日本アカデミー賞最優秀脚本賞を獲得しています。彼女は今や、ドラマ界で最も注目される脚本家の一人です。