アイルランドの新星、Cardinalsが新曲「Barbed Wire」を公開
アイルランド・コーク出身のインディーロックバンドCardinals(カーディナルズ)が、待望の新曲「Barbed Wire」を発表しました。この楽曲は、彼らのデビューアルバム『Masquerade』からの先行シングルとして位置づけられています。バンドは昨今の欧米ツアーを終え、新作に対する期待と興奮を高めています。特にこの曲は、大胆なメロディと一緒にダークな歌詞が印象的です。
フロントマンのユアン・マニングは、楽曲の背景にある影響を次のように語っています。「この曲は我々の街の歴史、特にサウスゲートブリッジにかつて存在した刑務所に強く影響を受けています。歌詞を通じて、街の城壁や防護柵のイメージを思い起こさせることを意図しました。音楽の創造過程で美学が重要な導き手となることがあります。」さらに、ケヴィン・バリーの小説『City Of Bohane』もインスピレーションを与えたとのことです。
新曲「Barbed Wire」のミュージックビデオはXander Lewis(ザンダー・ルイス)によって制作され、モノクロの映像が印象的な作品に仕上がっています。この曲はデビューアルバム『Masquerade』の4曲目として位置づけられ、全10曲のラインナップの中でどのような役割を果たすのか、非常に楽しみです。アルバムは今年の夏に名門RAKスタジオでレコーディングされ、2026年2月13日にリリース予定です。
アルバム『Masquerade』は、壮大さと親密さを兼ね備えた音楽体験を提供すると予測されています。ロマンチシズムと神聖なイメージが満載で、その音楽的可能性を余すところなく発揮しています。収録される曲には、暴力や憤りを描いた曲(「Anhedonia」、「The Burning Of Cork」など)や、無邪気さを感じさせる楽曲も含まれており、強烈な前半とダークな後半のコントラストが耳を引きます。
メンバーは、ユアンとフィンのマニング兄弟をはじめ、従兄弟のダラー、元同級生のオスカー・グディノヴィック、アーロン・ハーレーといった構成で、彼らの絆は家族愛と友情によって強化されています。デビューアルバムでは、これまでの様々な束縛から解放され、自己表現の新たな方法を見出しています。既にアイルランドのインディーロックシーンの一翼を担っていることは疑いようがありません。
バンドの音楽は、Netflixの新ドラマ『ハウス・オブ・ギネス』や、EAスポーツの人気ゲーム『Skate』シリーズにも使用されており、彼らの存在感は広がりを見せています。
精力的なライブ活動も特徴の一つで、フォンテインズD.C.とのオールデイイベントや、ダブリンではワンダーホースのサポート、アメリカボストンではザ・ポーグスのサポートを務めるなど、幅広い展開を見せています。そして、2026年にはU.K.とアイルランドでのヘッドライナーツアーを告知し、さらなる注目を集めるでしょう。
さらに、5月にはアメリカでの大きなイベント、キルビー・ブロック・パーティへの出演も予定されています。彼らの動向から目が離せません!
リリース情報
- - シングル「Barbed Wire」配信中
- - アルバム『Masquerade』2026年2月13日リリース
Tracklisting
1. She Makes Me Real
2. St. Agnes
3. Masquerade
4. I Like You
5. Over At Last
6. Anhedonia
7. Barbed Wire
8. Big Empty Heart
9. The Burning Of Cork
10. As I Breathe
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