短編映画『ふたり〜あなたという光〜』のPrime Video配信開始
2025年7月中旬より、短編映画『ふたり〜あなたという光〜』がPrime Videoにて配信されることが発表されました。この作品は、これまでU-NEXTで独占配信されていたものですが、今回のPrime Videoへの登場により、さらに多くの方に視聴していただける機会が増えました。
作品の概要
『ふたり〜あなたという光〜』は、約40分の短編映画で、ジャンルは社会派ヒューマンドラマです。2021年に製作された本作は、国内外の映画祭での受賞歴も豊富で、特に神戸インディペンデント映画祭でのグランプリ受賞や、JAPAN FILM FESTIVAL LOS ANGELESでのBEST Short+ AWARD受賞が際立ちます。そのため、多くの映画ファンにとっても見逃せない作品となっています。
ストーリーの紹介
この作品は、「きょうだい」とはどのような存在かをテーマにし、特に障害や疾患を抱える兄弟姉妹を持つ人々の物語を描いています。物語の中では、大人になった主人公が結婚をきっかけに、自身の過去や家族との関係を見つめ直します。彼女は最終的に、自分らしい人生を見つけるための一歩を踏み出すことになります。
このストーリーは、誰もが自分自身を見つめ直し、より良い生き方をすることの大切さを示しています。作品を通じて、自分らしさを大切にしながら社会の中で生きることが、いかに美しいことかを伝えています。
社会的意義
『ふたり〜あなたという光〜』は特に、「きょうだい児」や「きょうだい」という言葉が持つ意義を改めて考えさせられる作品です。近年では「ヤングケアラー」などの言葉が注目を集めている中で、あまり知られていない「きょうだい」に焦点を当て、彼らが直面する悩みや葛藤を描くことで、社会全体の理解を深めようとしています。
障がい者やその親の話はよく取り上げられますが、その影で忘れがちな「きょうだい」の存在を光を当て、本作品はその意義を訴えています。これをきっかけに、誰もが自分らしく生きられる社会の実現に向けて、考える力を育む作品となっています。
制作の背景
この作品は、三間瞳さんの個人的な体験を元に作られました。三間さんは、自身の妹が統合失調症を抱えている「きょうだい」としての立場から、障害を持つ人々への理解を深めるための映像表現に取り組んできました。また、社会の中で「きょうだい」という存在がいかに大切であるかを多くの人に伝えたいという情熱が込められています。
代表のメッセージ
三間瞳さんは、「重い・深刻・暗い」といった社会課題に対する一般的なイメージを覆したいと語っています。映像とストーリーを通じて、観客に「きょうだい」についての理解を促す作品作りを心がけてきました。今回、Prime Videoという大きなプラットフォームで配信できることは、彼にとっても大きな喜びです。
最後に
『ふたり〜あなたという光〜』は、社会的課題を柔らかく、温かい視点で描いた作品です。是非、多くの方にご覧いただき、自分らしい人生を歩むことの大切さを感じていただければと思います。なお、配信開始が予告なく変更される場合があるため、最新情報を公式サイトで確認することをおすすめします。
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このようにして、設立当初からの目標である「マジョリティとマイノリティの分断をなくす」という理念のもと、社会的な理解を深めるための映画製作が続けられています。