ヘリテージ・オークションズの躍進
2025-07-23 12:57:46

ヘリテージ・オークションズが2025年度上半期で過去最高の売上を記録

ヘリテージ・オークションズが記録的な成果を達成



米国テキサス州に本社を構えるヘリテージ・オークションズが、2025年度上半期の総売上高で同社史上最高額の9億6,200万米ドル(約1,420億円)を達成したと発表しました。この業績は、創業以来49年間における中間期売上としての最高記録を更新したもので、昨年の同期の9億2,400万ドルという記録を上回る結果となりました。

【業績の背景】
ヘリテージ・オークションズは、2025年度下半期にも複数の大型イベントや著名なコレクションの出品が控えているため、業績が継続することが期待されます。2024年には総売上高が18億6,700万ドル、2023年には17億6,000万ドルに達しており、今後も5年連続で年間売上記録の更新が期待されています。オークションの参加者数も増えており、2025年5月にはオンライン入札の会員数が200万人を突破。これは同社の最新技術による影響力の拡大を示しています。

CEO兼共同会長のスティーブ・アイビー氏は「50周年を迎える2026年に向けて、成長が続いている」と語り、コレクターズアイテム市場でのグローバルリーダーとしての役割を強調しました。

売上を牽引したオークションの成果


2025年上半期の好調な業績は、特にコミック&コミックアート、スポーツ、エンターテインメント、アメリカンアート、そしてコイン・紙幣部門からの強い成果に支えられています。

年始に行われたコミック&コミックアート・オークションでは、総額1,079万ドル(約15億8,900万円)が記録され、その中では『アメイジング・スパイダーマン』第194号のオリジナルカバーアートが102万ドル(約1億5,020万円)で落札され、スパイダーマン関連のカバーアートとしての新記録を樹立しました。また、『ディテクティブ・コミックス』第38号のロビン初登場号は13万2,000ドル(約1,940万円)で落札され、これも歴史的な金額となります。

続けて行われたウィンター・スポーツカード・カタログオークションでは、総額1,069万ドルが記録され、アレン・アイバーソンのNBAカードが70万1,500ドル(約1億300万円)で落札されるなど、大きな反響を呼びました。

幅広い人気アイテムのカテゴリー


ファインアート部門も大きな成果を上げており、特に4月のオークションでは、キース・ヘリングの版画が32万5,000ドル(約4,780万円)で落札されました。さらに、ファベルジェ製のパンチボウルセットも75万ドル(約1億1,000万円)で落札されています。

6月には香港国際貨幣フェアが開催され、コイン及び紙幣分野での圧倒的なリーダーシップを示しました。特に、希少な日本貨幣を含むアンティークコインが高額で落札されたことで注目を集めました。

今後の注目と展望


2025年度下半期も注目のオークションが続く予定です。特に、ハリウッド関連のオークションには映画『市民ケーン』の小道具が出品される予定で、落札額が高額になることが予想されます。また、8月にはマイケル・ジョーダンとコービー・ブライアントがサインしたNBAカードも出品予定です。

ヘリテージ・オークションズは、今後も収集家とコレクティブル市場に変革をもたらす活動を積極的に展開していくことが期待されています。多様な参加者に向けた新しいプラットフォームを提供し、文化的な遺産の保護・称賛に貢献し続けることを目指します。


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