丸眞株式会社の初CMがジブリの手で誕生
愛知県名古屋市を拠点に、タオルをはじめとした様々な繊維商品を展開する丸眞株式会社が、創業以来初めてのテレビCMを公開しました。そして、その制作を担ったのが、映画ファンにはお馴染みのスタジオジブリです。これまで多くのジブリ作品のライセンス商品を手がけてきた丸眞ですが、今回のCMでは新たな挑戦が待っていました。
魅力的なキャスティングと心暖まるストーリー
今回のCMの制作は、ジブリのプロデューサー鈴木敏夫氏のアイデアから生まれたものです。作画監督を務めたのは、2023年公開のアニメ映画『君たちはどう生きるか』の本田雄氏。彼が描いた犬は、なんと自身の愛犬をモデルにしているとのこと。これにより、親しみやすく、温もりを感じる仕上がりに仕上がっています。また、背景には実際のタオルが使われるなど、触れたくなるような柔らかさも演出されており、タオル会社ならではの工夫が凝らされています。
音楽は、2025年にレナード・バーンスタイン賞を受賞予定のピアニスト角野隼斗氏が手がけ、ナレーションには講談師の神田伯山氏が起用されています。映像、音楽、ナレーションが一体となり、観る者の心に深く響くメッセージを届けているのです。
「犬が西向きゃ 尾は東」の魅力
CMの中で特に印象的なフレーズは「犬が西向きゃ 尾は東、タオルはまるしん」という言葉です。鈴木敏夫プロデューサーが考えたこの言葉は、タオルの楽しさと親しみやすさをふわりと伝えるもので、「タオルといえば丸眞」と皆さんの記憶に残るようなメッセージが込められています。また、手書き文字の「marushin」は、タオルの柔らかさを象徴するようにデザインされました。
地域と共に夢を紡ぐ
丸眞株式会社は、2023年に愛知県にオープンした「ジブリパーク」とのオフィシャルパートナー契約を結び、地域活性化にも寄与しています。「愛知を盛り上げたい」という想いの下、ジブリと協力して新たなプロジェクトを進めています。今回のCMもその一環で、夢と楽しさにあふれる未来を切り拓くため、タオルを通じて多くの人々に感動を与えることを目指しています。
CMの放送情報
このテレビCMは、2023年8月8日(金)14:00に公式サイトで公開。中部地区では放送が開始されており、関東地区でも8月22日(金)から放送予定です。公式サイトではCM動画も視聴できるので、ぜひチェックしてみてください。実際の放送を観ると、丸眞のタオルが持つ温かみや、ジブリ作品の魅力を存分に味わえることでしょう。
まとめ
丸眞の新しい挑戦は、ただのCM制作に留まらず、地域や文化の発展に寄与するものです。視覚と聴覚で楽しめるこの作品は、タオルの温もりを再認識させてくれます。今後も、丸眞株式会社はファンの皆さんに愛される商品を通じて感動を提供していくでしょう。